江戸の黒豹党

孤独なお爺ちゃんの寂しい日常を覚え書き程度に綴る

異例な人出の少なさ浅草寺初詣の深夜行列

再び年越しそばチャレンジをしに夜の浅草六区へ。大晦日の某お蕎麦屋さんは22時までの特別営業時間で20時過ぎにお店の様子を見にいってもなかなか行列はなくならなかったけど、21時過ぎには行列がなくなったので今年は浅草で年越しそばを食すことができ、ついでに今年の大晦日の夜の雷門の様子も少し見てきたでござる。

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12月31日22時前の雷門

毎年、晦日の22時には雷門通り沿いの車道を交通規制で封鎖し、深夜未明には浅草寺本堂から雷門を超えて旧日光街道沿いの車道数百メートル辺りまで長い行列ができるのが例年の浅草寺初詣お馴染みの光景だけど、今年は22時頃でも人影ははまばらで、初詣客を狙った深夜営業の飲食店も今年は自粛でほとんどなく、そんなひっそりとして異例な大晦日の夜の浅草界隈を出歩いているのは主に20代ぐらいの若い世代の方々ばかりで、いわゆるコロナ感染予防の自覚が弱い世代。拙者も毎年、大晦日から日付が変わるころには冷やかしで初詣行列の様子を見に行っていたでござるが、今年は分散参拝が推奨されているのに頭の悪い人たちをわざわざ見に行くのもアホらしいし、そもそも今年は浅草寺YouTube公式チャンネルで境内の様子をライブ配信しているので家でも初詣行列の様子がわかるので、拙者は今晩早く寝て明日見に行くでござる(そもそも既に幸先詣してる)。


浅草寺の境内の様子(雷門側)

今年も22時過ぎから雷門通り沿いの車道を封鎖し、仲見世通りや周辺の路地裏などのあちこちに警官や警備員が配備され、着々と初詣客を制御する準備をしていたでござる。ぶっちゃけ、浅草寺の深夜初詣行列も近年は渋谷スクランブル交差点のハロウイン騒動に近くなってきていたので、純粋な参拝目当てというよりも都内の有名スポットに集まってバカ騒ぎしたいだけの若者が多いように思うでござる。あと実況中継YouTuberとか。今年は例年よりも行列の規模が小さいかもしれないけどライブカメラのリアルタイム映像を見る限り23時過ぎから仲見世通りに行列ができているでござるね。

【追記】ライブカメラのリアルタイム情報から23時~0時には一時的に行列ができたものの0時10分過ぎには行列が消滅。深夜の初詣客は続々と集まってはいるものの、浅草寺とは思えないほど異例な深夜初詣の人出の少なさ!

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例年はこの車道沿いにまでずらっと初詣行列ができる

あとは明日のニュース報道にお任せして、今年は家で年を越すでござるよ。おわり

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浅草寺本堂の脇にはテレビ局の中継車もスタンバっている

 

浅草を斬る。その8.5【エンコの大晦日】

 やぁ、今年はアッという間の為五郎一年だったでござるねぇ。拙者は元々別の区に住んでいたけど、エンコ(浅草公園六区の隠語)が好きで数年前から台東区民になったものの、引っ越してきた当時はエンコから映画館が消え、個人的にも仕事が忙しくて日中エンコで遊ぶこともできず、さらに年々インバウンドが増加して浅草界隈は観光客が多すぎて、地元民ながらあまり浅草を堪能することができずに居たのでござるが、今年はコロナ禍の影響で幸か不幸か時間に余裕ができたのと、浅草界隈からインバウンドが消えたので、この機会にコレ幸いと浅草界隈を堪能することができている(現在進行形)のでござるよ。

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浅草演芸ホール/東洋館のお正月飾り

浅草に限ったことではないけど、今年はコロナ禍の影響で閉店するお店が多かった。エンコ界隈でも5月に緊急事態宣言が出た時点でゴールデンウィーク期間を乗り切れずひっそりと閉店した飲食店が多かった。緊急事態宣言が解除されたあとから今もずっと「準備中」のままになっているお店も少なくはない。グーグルマップで探し当てた浅草の飲食店が、掲載情報では営業中になっているものの実際には閉店していたお店もチラホラあったので幾らか閉店情報を提供しておいたでござる。

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ひっそりと閉店したお店も多い

インバウンドが激減したとはいえ、浅草駅のEKIMISE雷門~仲見世浅草寺のある東側はまだ国内観光客でなんとか潤っている感はあるものの、仲見世通り商店街や六区界隈など東側地元民向けのお店のほうがヤバめな感じはするでござる。コロナ禍と関係なくROX本館及びROX3Gの1階テナント店舗が早々に潰れたり、今年11月に閉館したまるごとにっぽんなんかもそうだけど、観光客どころか地元民の需要さえ空ぶっていた上にパンデミック騒動でこの先の安定も見えていない。コロナ禍で裏通りの飲食店街の小さなお店がどんどん消えて行き、六区にある刀剣や鎧などの古美術品店もインバウンド激減により現在は古着屋になっていたりして、一時的に業態を変えてでも急場を凌ぐしかないのかもしれない。

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古美術品店が古着屋になっている

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仲見世通りにも閉店舗がチラホラ

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仲見世通りにセブンイレブン出店か?

コロナ禍による暗い話ばかりでもなく、閉店したらしたで跡地に新しいお店も早々に開店。新仲見世通りとオレンジ通りとの交差点角に広島の老舗豆菓子店「豆徳 浅草店」とタピオカドリンク店の「萬波 浅草店」、新仲見世通りに生活雑貨店「エム&ルポ」がいずれも今月下旬にオープンしていたでござる。

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豆菓子の豆徳

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タピオカ店の萬波

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エム&ルポ

あと、ホッピー通りと伝法院通りの交差点でしばらく改装工事中だった物件に「酒場 山加商店」と外装看板が付いていた。それと、伝法院通りに若者向けの和小物グッズ店「MEGA STORE 浅草店」が10月にオープンしていたでござる(今日知った)。コロナ禍だろうが都内有数の観光地なのでオープンする新店は続々とオープンする。本来ならば、東京オリンピックが終わってあちこちの観光地もインバウンドで賑わっていたことでござろう。むしろ大変でしょうが頑張ってください。

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ホッピー通りの新店

雷門通りにあった「らあめん花月嵐 浅草雷門店」跡地には「横浜家系ラーメン 浅草商店」の看板が設置。おそらく「横浜家系ラーメン 上野商店」のように「XX商店」部分に「四谷商店」とか「町田商店」とか系列店の地名を入れるパターンのラーメン屋で1月オープンらしいけど日にちは不明。ところでラーメン屋のあとにラーメン屋って大丈夫でござるか? あと、1月初旬に「塩生姜らー麺専門店MANNISH 浅草店」がオープン予定とネット情報。

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雷門通りのらあめん花月嵐

なにしろ今年の浅草界隈は例の鬼滅の刃人気に救われた感も少なからずある。仲見世通りや新仲見世通り、ひさご通りなどの商店街では緑と黒の市松模様半纏マスク浅草コラボ鬼滅グッズなどがよく売れていたり、西参道商店街のぼり群が作中の世界観にマッチしているらしく和装コスプレした若い観光客の撮影スポットになるなど、経済効果があったみたいでござる。今年の浅草はインバウンドよりも和装姿の若い日本人が多かった感が強かったでござるよ。それでは、よいお年を。

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鬼滅効果で若者に人気の西参道通り

【おまけ】

エンコ界隈の貸店舗賃料もまぁまぁ高いでござるな。

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仲見世通りの宮田レコード跡一棟貸し

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六区のすき家ビル2階

 

浅草を斬る。その⑧【浅草寺で幸先詣】

いつもの六区のお蕎麦屋さんでお昼に年越しそばチャレンジ!と思ったけど、大晦日は浅草界隈の老舗お蕎麦屋さん大体どこも行列で、今年もやっぱり混んでいたので諦めてステーキランチ(めちゃ空いてた)。ご飯食べてさっさと帰ろうと思っていたけど、あまりにもいいお天気だったのでカジュアルに浅草寺幸先詣してきたでござる。

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晦日の雷門前

今年はコロナ禍の影響で密を避けるため分散参拝幸先詣<さいさきもうで>が推奨されており、大晦日の今日辺りは浅草寺浅草神社の界隈も混んでいるのかと思いきや、空いててガラガラではないものの程よい混み具合雷門から仲見世通りを通って浅草寺のご本堂まで人垣に詰まることなくスムーズに歩けたでござるよ。

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お正月飾りの仲見世通り

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丑年の絵馬飾り

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浅草寺本堂

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内陣参拝中止のお知らせ

快晴の青空の下で散歩がてらのんびりと幸先詣することができ、いい大晦日でした。的屋の屋台なども出ておらず、初詣としては明日が本番なんでしょうから、夜未明にまた見に行ってみるでござる。一旦おわり

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カジュアル気分で快適にお参りできました

 

浅草を斬る。その7.5【まるごとにっぽん跡1階~2階テナント】

浅草六区「まるごとにっぽん」跡地の報について今のところ現地では情報が出ていないものの、ネット上では12月初旬から順次情報が出ていましたので、現時点で確定している情報をまとめておきます。とりあえず1階は部分的に食品館「まるごとにっぽん 蔵」が2021年春にリニューアルして継続するみたいです。これで、楽天地浅草ビルのあちこちに掲げた「まるごとにっぽん」の看板を外さなくてすみますね。

2021年春、「まるごとにっぽん 蔵(仮称)」OPEN予定! | まるごとにっぽん

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「まるごとにっぽん 蔵」として継続

あと、1階と2階にユニクロの大型店舗が入ることが決定したらしいです。こちらも2021年春オープンの予定。個人的にユニクロは利用したことない、というより利用する気がしないのでガッカリ。そもそも浅草界隈ではすでにEKIMISEにもROX本館にもテナントとしてユニクロが入っているので、なんでさらに追加するのかよくわかりませんね。スクラップ&ビルドで既存2店舗が廃統合されるかもしれませんが、このままだと浅草がユニクロ帝国になってしまいます。今のところ、3~4階のテナントはまだ決まっていないみたいですが、床面積的にシネコン(映画館)が入る可能性は低いでしょうね。4階は引き続き飲食店フロアになるんじゃないですかね。例によって、かつては日本一の劇場街だったという浅草六区ブロードウェイ商店街の名に反して、どんどん只の街になってゆきますね。

2021年春、日本屈指の人気観光スポット 浅草にユニクロの大型店「ユニクロ 浅草店」をオープン - UNIQLO ユニクロ

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ユニクロ 浅草ROX店

 あと、浅草ビューホテル アネックス 六区はまだ開業しないんですかね。浅草観音温泉跡地にもまた別のホテル(御宿野乃 浅草別邸)が建設中ですし、オリンピック需要を見込んだ浅草界隈のホテル開業ラッシュはまだ終わってません。今年はコロナ禍の影響でインバウンド需要が大幅に減少し、逆に鬼滅の刃効果で和装した若者の浅草来訪が増えたものの、それでも従来以下。本来ならば今年はオリンピック需要で例年以上の賑わいが期待されていたはず。どっちにしろ地元民にとってはホテルなんて需要が無いので、さっさとオリンピックが終わってホテル需要が減り、改装して地元民向けの施設を作って欲しいのが本音ではないでしょうか。おわり

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浅草ビューホテル アネックス 六区

 

今年の嫌なことも忘れ去るような軽~いバカ映画「ビルとテッドの時空旅行」

【劇場映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』雑感】

引き続き新作洋画に飢えてるので『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(原題:Bill & Ted Face the Music)を観てきたでござる。29年ぶりとなる「ビルとテッド」シリーズの三作目だけど拙者は前二作を観ていない。せめて事前に観ておきたかったけど、前二作のブルーレイが売ってなかったので諦めてこの三作目から観たら冒頭に過去作のおさらいが若干あったものの、登場人物の関係やタイムマシンの経緯などがよくわからなかった。よくわからなかったけど、最終的にバカバカしくてとても面白かったでござる。

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B級SFコメディ臭がプンプン漂う

前作から引き継いでるお約束であろう、ビルとテッドのふたりが時折見せるエアギターのようなキメポーズをするのがとても愉快未来から使者が来て「時空の歪みによって、あと77分25秒で世界は消滅し、人類は滅亡する」と告げられ、ふたりは世界を救う音楽を作り、バンドを組んで演奏しなければいけなくなる。とある手段を思いつきタイムマシンで時空を駆け巡りつつ、バンドのメンバーも集めなくてはいけないのだが、各メンバーの音楽ジャンルが統一性なくて愉快。まずジミヘンサッチモを仲間に引き入れるのがブラックミュージック好きにとってグッときた。そのあとも歴史上の有名な音楽家や変な人材など数人メンバーに引き入れ、ラッパーのキッド・カディも出てきてよくわからないバンドになって、迫るタイムリミットの中どんどんバカバカしくなるトンデモSF展開が素直に面白かったでござるよ。気軽に楽しめるポップコーンムービーよりも更に軽~く楽しめる、言うなれば駄菓子ムービー的な軽さ。音楽で世界を救うという点で、今年観た似たようなチビッコ向けアニメ映画トロールズ ミュージック☆パワー』よりも軽かったでござる。

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ゆかいなデニス(元夫と同じ名前)

前作からの細かい設定は知らずとも、未来の二人の姿未来から来た刺客などバカバカしさだけで充分笑えて楽しめる。前作で何かしらひと悶着あったっぽいキャラも出てきて、前二作を観ていたらもっと笑えたであろう箇所が幾らかあったので前二作がとても観たくなった。キアヌ作品で云えばジョン・ウィックシリーズなんかは三作目が劇場公開される直前に前二作のブルーレイ盤が廉価で発売されたので駆け付けの三作目でも間に合った「ビルとテッド」シリーズのブルーレイ盤に至っては第一作目が以前から廉価になっているものの新作需要かどこも在庫切れで、第二作目は高額で入手困難。今年話題の某アニメ映画みたいに巣ごもり需要事前に廉価版BDを出しておけば今作の観客動員数も少しは伸びたのではないかと余計な心配。そもそも「ビルとテッド」シリーズを動画配信しているサービスもないみたいでござるよ。あと、世代交代で続編ありそうな予感。マンガみたいなバカバカしいB級SFコメディで、作品のノリが気に入れば前作も続編もどんどん観たくなるでござるね。おわり

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ビルの娘とテッドの娘とキッド・カディ(him self)

 

This Christmas 2020

クリスマスが好き、というよりもクリスマスソングが大好きで毎年この時期はプレイリスト「X」に登録してあるR&B系クリスマスソングをヘビロテして気分を盛り上げるんだけど、今年はコロナ禍の影響で行政からクリスマス中止のお知らせが出て。街へ遊びに行ったり人に会ったりするのも控え、もう12月も折り返しだというのに全くクリスマスシーズンという気分になれず、今年は独り家でクリスマスソングを聴くのも虚しく感じる。

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friday after next

今年は都内の繁華街や街道などにおけるイルミネーションの設置規模が縮小。しかも、人が集まらないよう毎晩20~23時位でライトアップを消灯する地域もあり、寒空の下イルミネーションで心が温かくなるどころか夜中は寒くて暗くてションボリさっさとスティホームしろってことなんだろうけど、去年の今ごろはあちこちの街や通りも夜じゅうキレイなイルミネーションが煌びやかでワクワクするクリスマスシーズンを満喫してたような。

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今年の東京ミッドタウン日比谷のショボイルミ

拙者の生活圏での話。日本橋~室町界隈は基本的にビジネスビル街で夜は人通りが少ないけど、例年の冬場は夜通し街道イルミネーションが輝いていた。それが今年はTOHOシネマズ日本橋で映画のレイトショーを観に行ったあとなど深夜に帰るころにはライトアップも消灯しており、この時期に街道がライトアップされてないのはなんだか違和感がある。

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イルミ通りも深夜は消灯

拙宅の近所である浅草界隈、特に浅草寺近辺では舶来のクリスマスなんぞ異教徒の行事なので奉られることなく、毎年12月の時点で仲見世通りなどに正月飾りが掲げられ、六区のROX周辺やオレンジ通りのイルミネーション以外ほとんどクリスマスムードを感じない

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浅草寺にクリスマスなどない

毎年ガッツリとクリスマスパーティを楽しんでるわけでもないけど、今年はそういった風潮なので特にクリスマス感が薄い。せめてR&Bアーティストのクリスマスアルバムやクリスマス新曲を毎年楽しみにしてるけど、去年12月にH.E.R.のクリスマス新曲「Christmas Time Is Here」が告知され喜んだのも束の間、Amazon.com配信オンリーなのはともかく日本圏への配信はされず一年経った現在も日本のアマゾンでは購入できない様子。今どきCDアルバムも出たり出なかったりで、マイナーな洋楽のDL販売は日本で配信されないこともあるので輸入盤CDよりも余計に不便。そもそも今の日本じゃ洋楽の情報に疎くて困る。我々が若いころの80年代は洋楽ブーム90年代もダンスミュージックブームだった。

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Christmas Time Is Here

今年も何かクリスマス新曲ないかなと探していたらピンク・スウェッツ(Pink Sweat$)というアーティストが有名なクリスマス曲「This Christmas」カバーして話題になっているらしい。この曲は元々R&B歌手のダニー・ハサウェイが1970年に発表したオリジナル曲で、ピンク・スウェッツによるカバー版ではダニー・ハサウェイの歌声とデュエットしている点が話題に。そもそも、この曲はこれまでに幾度となくカバーされており、拙者が若いころに初めて聴いた「This Christmas」はダイアナ・ロスやアレクサンダー・オニール、フレディ・ジャクソンなどによるカバー版だったりしたので、つい最近までオリジナルが誰なのかよく知らなかった。そもそもダニー・ハサウェイのアルバム盤にこの曲は収録されていないし、正味の話「Friday After Next」のサントラを聴くまで知らんかった


Pink Sweat$ & Donny Hathaway - This Christmas (Official Audio)

前から気になっていたのでこの機会に「This Christmas」がどれだけカバー

されてるのかざっとググってまとめてみた(※多分不完全)

Donny Hathaway(1970年)】

  • Diana Ross(1974年)*
  • The Whispers (1979年)*
  • Gladys Knight&The Pips (1980年)*
  • Alexander O'Neal(1988年)*
  • Patti LaBelle (1990年)*
  • Gloria Estefan (1993年)

  • Freddie Jackson (1994年)*
  • CHICAGO (1998年)
  • Destiny's Child (2001年)
  • Ashanti (2003年)*
  • Chris Brown (2007年)*
  • Joe (2007年)*
  • Aretha Franklin (2008年)*
  • CeeLo Green (2012年)*
  • John Travolta & Olivia Newton-John Feat. Chick Corea (2012年)
  • Mary J.Bridge (2013年)*
  • Pentatonix (2014年)
  • Maysa feat. Will Downing (2014年)*
  • Dave Koz Feat. Eric Benet (2014年)*
  • The Braxtons (2015年)
  • Seal (2015年)
  • Christina Aguilera (2015年)
  • Fantasia (2017年)*
  • Lalah Hathaway (2017年)
  • John Legend (2018年)*
  • Citizen Queen (2018年)
  • Hunter Hayes (2018年)

  • Ne-Yo (2019年)
  • Lawrence (2019年)
  • Shade Jenifer (2019年)

  • Alexander Oscar (2020年)
  • Sofia Wylie (2020年)

  • Skylar Stecker (2020年)

  • Jonita Gandhi Feat.David Joseph & Alok Merwin (2020年)

  • Love Renaissance & Eli Derby (2020年)
  • Tori Kelly (2020年)
  • Pink Sweat$ & Donny Hathaway (2020年)
  • Maddie & Tae (2020年)

  • Stevie Wonder (ライブのみ?)

  • Jamie Foxx (ライブのみ?)

あと、Jagged EdgeDamar Jacksonの「This Christmas」もTeddy PendergrassThis Christmas ( I'd Rather Have Love)」も別物Mello D.やRoca Bの「This Christmas」はHip-Hopカバー。ちなみに*印は拙者CD所有無印は今年初めて知ったカバー。こうやってリストアップしてみると、2000年代以降というか今年多くない? そういえば去年のこの時期にアメリカのブラックミュージック系FMラジオをネットで聴いていたらノンストップMIXのクリスマスソング特集で「This Christmas」のカバー版が連続で掛かり、最後はオリジナルのダニー・ハサウェイで〆るという粋な演出。どうやら本国で「This Christmas」が流行っているみたい。YouTubeでも、レコードレーベルのRHINOが公式でダニー・ハサウェイ版「This Christmas」のオリジナル動画(アニメ)を今月の5日にアップしているし。おわり


Donny Hathaway - This Christmas (Official Music Video)

 このあと滅茶苦茶This Chrismas聴いた。

元々「This Chrismasカバー頂上決戦!」として聴き比べレビュー記事にしようと思って書き始めたけど、調べたらあまりにもカバー数が多く、音源ソースも聴く時間も足りないので、とりあえず今回はリストアップだけ。個人的にも好きな曲だし、ずっと気になっていたので今後もカバーについて調べてゆきたい所存です。

来年はウエストポーチが流行の兆し『ワンダーウーマン1984』

【劇場映画『ワンダーウーマン1984』雑感】

TOHOシネマズ日本橋のレイトでワンダーウーマン1984を観てきたでござる。今どきのハイエンド映画なので空いたころにIMAXで観ようと思ったけど、今年は洋画不足で新作に飢えていたので初日に近場のTCX/ATMOS上映で妥協。コロナ過で何度も公開延び延び延期になってたけど日本など一部の国で今週から先行公開され、本国アメリカ的にも世界的にも期待の大作だろうからアメリカでは12月25日に劇場公開されるらしいでござるよ。

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ボッキン!(鶴光か)

前作『ワンダーウーマンのプロットほとんど忘れちゃってたけど、この続編でダイアナさんの愛しい人スティ-ブが生き返るのは事前に把握。昔のワンダーウーマンTVシリーズって70年代だったし、今回なんで1984年が舞台なのか?何か由来があるのか気になってググったら、監督の青春時代である80年代はエキサイティングで華々しかった半面、世界的にはイラン・イラク戦争ブラックマンデーなどで酷い面もあり、歴史上において最高で最低な時期だった1984年にワンダーウーマンを登場させたかったらしい。まるでアダム・ゴールドバーグみたいね。今見たらとってもダサく感じる80年代文化の様子が再現されていて我々リアルタイム世代の年寄り懐かしさに心打たれることでござろう。80年当時の拙者はゲーセン小僧だったので1984年のTIME OUTゲーセンに1987年発売のゲームマシン『オペレーションウルフ』が映り込んでるのはおかしい」と、脳内で早速ダメ出し。今となってはブラウン管テレビとかスーパーカー(死語)とか80年代当時モノ機械の動態保存は大変だと思うけど、大作映画なのに時代検証ミスったでござるな。近年に似たような80年代再現映画を観た気がしたなと思い出したら1989年が舞台の『アトミックブロンド』でござるな。あと1995年が舞台の『キャプテン・マーベルとか。今回はそれいけ! ゴールドバーグ家的な展開ではなかったものの最新の映像技術で80年代や70年代など当時の様子を再現する映画は現代の若い世代にとって新鮮だろうし、拙者も嫌いじゃないでござる。

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みんな大好きショッピングモール(日本でいうジャスコ)

拙者的に今作の見どころはエストポーチ一択に尽きるでござる。1980年生まれの俳優クリス・パインくんがおじさん世代になった今、作中で前作の1917年から未来にあたる1984年に呼び出されウエストポーチを気に入って愛用する姿に拙者シビレたでござる。この映画が全米で公開され次第、80年代を知らない若い世代にバズり世界的にウエストポーチが流行りそうな予感がするでござるよ。なにしろ、大正時代(1917年)の人が昭和時代(1984年)にタイムスリップして見るものすべてが真新しい未来社会に驚いている様を、令和時代(2020年)の現代を生きる我々が知った顔して当時(1984年)を懐かしんで観る、というような不思議な感覚が愉快でござった。あと、拙者はクリス・パインくんがわりとお気に入りの俳優さんなので、今作はスティ-ブとの再会の喜びと悲しみがあってとっても切なかったでござる。ところでスタートレック新作まだですか?(そもそも映画出るの久々な気が)

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2021年はウエストポーチがクる!(うそ)

さすが今どきのハイエンド映画だけあってアクションシーンや美麗な風景など映像的な見どころ満載で、IMAXやTCXなど大スクリーン環境で楽しむための作品に仕上がっていたでござる。拙者はサウンド面にもこだわるのでアクションシーンのATMOS音響サラウドン感も良かったけど、エンドロール見たらドルビーマークにVISIONともATMOSとも付いてなかったのでフォーマットは不明。サントラ的に80年代ヒット曲バリバリ演出かと思ってたけど実際そうでもなかったでござる。例によって、難しいこと考えずに気楽に楽しめるポップコーンムービーではあるので、わりと万人向けな作品でござろう。あと、エンドロールの途中にもおまけ映像あるので、本編終わったからってすぐに帰らないほうがいいでござるよ(レイトで終電時間を気にしてかエンドロールでぞろぞろ帰っていた)。おわり

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ゆーとぴあのゴムパッチン芸からインスパイア(うそ)

天才実業家というよりもわらしべ長者的な頓智の利く悪者マックス・ロード役はドナルド・トランプ大先生でも良かったと思う説。中村さん家のマックロードは松下電器のビデオデッキだけど、マックスロードっていう中古ゲーム店がその昔秋葉原にあったでござるなあ(ホントにどうでもいい昔話)。

ガル・ガドッ度    :☆☆☆☆★

久々のクリス・パイン度:☆☆☆☆★

80年代懐古度     :☆☆☆★★

地味なおばちゃん豹変度:☆☆☆☆★

レーガン大統領?度  :☆☆★★★

エストポーチ度   :☆☆☆☆☆

ギャラクシーレコー度 :☆★☆★☆