江戸の黒豹党

孤独なお爺ちゃんの寂しい日常を覚え書き程度に綴る

昔を思い出せるうちに己の映画遍歴を辿っておく【爺の昔話①】

いっけね、久々に『CB4』を観てたら、90年代にブラックシネマにハマってた若いころを思い出して一人でアツくなってきた。そもそも、このブログを始めようと思ったキッカケは観た映画の感想とかを書き溜めておくためだったけど、コロナ禍でインバウンドが居なくなり拙者的に突然の浅草ブームが来て、そのことを書き連ねた浅草ブログみたいになってしまった。ブログタイトルの由来は、お察しの通り杉さまの時代劇曲「江戸の黒豹」と黒人主義政党ブラックパンサー党を掛けており、取り扱う記事としては日本の時代劇アメリカのブラックシネマもイケるブログにする予定だった。ええ、拙者は東京都内在住の黒人文化カブレの日本人ですから。

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もう一度映画館で観たい

小学生のころは親からお小遣いを貰ったことがなく、親類から貰ったお年玉も親に上手いこと言われて巻き上げられていた。しかし、拙者には逃げ道があり、少し離れた隣町に祖母が住んでおり、放課後は「おばあちゃん家で晩御飯を食べる」と言って祖母宅に行き、お小遣いを貰っては駄菓子屋やゲームセンターなどで遊んでいた。祖母宅に同居する叔母が商店街の組合事務所で長年働いており、中学のころから「親戚の手伝い」と称しては商店街の催事などでアルバイトをさせて貰った。初アルバイトは「プレゼント応募はがきの選出」という極めて簡単な作業だったけど、ちょっとしたいいお小遣いにはなった。勿論、基本的に中学生はアルバイトしてはいけないものだけど、親からお小遣いが貰えずミジメだった小学生時代とは逆に中学生時代は自由に使えるお金があった。最初はゲーセンばかり行っていたけど、商店街の中には映画館もあったので、その頃から映画館へ行くようになった。年代は1989年ごろだったと思う。自分の意志で初めて観た映画だったかどうかわからないけど劇場で観たティム・バートン版のバットマンが印象的だった。当時はボーリング場やゲーセンなどにLDビデオジュークボックスなるマシンが設置されており、マシンに500円投入して選曲すれば、MTV時代に大流行した洋楽などのミュージックビデオを娯楽施設中のモニタ画面とスピーカーで再生でき、その中でもプリンス殿下のミュージックビデオ「バットダンス」が人気で映画公開前からよく再生されており、それまで映画なんてテレビでしか観たことなかっような拙者も映画『バットマン』を観たい欲が高まっていた。そのあとも男友達数人で『プリティウーマン』を観に行ったり、初デートで『レナードの朝を観たけど相手のことが気になり過ぎて映画の内容を全然覚えていなかったり、腐れ縁の悪友と二人で『愛人 ラマン』を観に行ったり、ハリソン・フォード主演の推定無罪』を一人で観に行ったら内容が難しすぎて寝たり、とか1990年辺りが拙者的に第一次映画ブーム期だったんだなぁと思い起こせば今でも割と覚えてる。

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今年で30周年

映画にハマり始めたのと並行して音楽も洋楽を好み、元々なんとなくロックを聴いていたけどテレビ神奈川の洋楽番組「ビルボードTOP40」のおかげで、世間で流行ってる歌謡曲やロックとは異なる音楽としてヒップホップやR&Bに目覚め、手始めにパブリックエネミーランDMCなどを聴くようになった。アメリカでは映画の公開前にサントラ盤が出ることが主で、1991年にビルボードTOP40番組内でとあるサントラ盤のシングルカットEPが何曲もチャートインし、その曲らに拙者は心奪われた。当時からアメリカ製の輸入盤CDが地元のレコード店で販売されており、そのサントラCDを一目散に買って聴き映画の公開を待った。その頃は映画館に慣れ、観たい上映作品によって地元のあちこちにある数軒の劇場へ出入りするようになっていたものの、嬉しいことにその映画は一番最寄りである叔母が務める商店街の劇場での公開だった。普段からサントラ盤を何度も聴き、ワクワクしながら映画を観に行ったら、なんと観客は拙者一人であった。そんなに大きくないスクリーンだけど、貸し切り状態で観たその映画は内容がとても衝撃的で、のちの雑誌情報によればアメリカでの公開後に暴動が起きたとして話題になっていた。観終わったあとも興奮冷めやらぬ感じでパンフレットを買って帰り、しばらくは毎日その映画のことで頭がいっぱいだった。半年ぐらいしてビデオソフト化され、LDソフトも価格破壊のブロックバスター価格4700円で販売された。そのLDソフトが欲しくて欲しくてたまらず、アルバイト代を貯金して一番安いパイオニアの廉価CLDプレーヤーとそのLDソフトを買い、親戚の叔父からロータリーチャンネル式の古い14インチテレビを無理やり強請って貰い受け、朝起きて学校へ行く前の身支度の間に流してBGVにするなど何度も何度も観た。おそらく、拙者の人生で一番好きな映画で、ブラックシネマにハマるキッカケとなった映画。そのタイトルは『ニュージャックシティ』と云い、1991年6月の日本公開から今年で30周年を迎える。今のところ日本版はDVDしか発売されていないけど、本国ではブルーレイも発売されている。近いうちに久々に観直して現在感じた感想をブログに書き残しておきたいと思う所存。そして、あの頃はまだ知らなかったブラックスプロイテーションと呼ばれるジャンルの映画作品をあの頃のように堪能してゆきたい。現代は、大画面テレビやホームシアターシステムを手軽に買い揃えることができ、安価なBDソフトやサブスクリプションサービスによる豊富な映画ソースを自宅で気軽に堪能できる、映画ファンにとってはとても幸せな時代。さらに、90年代ぐらいまでは判らないことだらけだった個々の映画作品にまつわる情報も現代はスマホタブレットを用いてインターネットで容易に調べることができ、リメイク元のオリジナル作品やシリーズ関連作品なども見つけやすくなった。コロナ禍で洋画の新作不足の現在こそ、旧作を観直したり調べて掘り起こしたりする絶好の機会かもしれませんえ。おわり

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映画もサントラも衝撃的だった

 ちなみにスパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライトシング』は日本での公開当時に地元の劇場では上映されずレンタルビデオで借りて観た。PEの「Fight The Power」の12インチアナログ盤は1990年の時点で地元の輸入盤専門店で一万円を超えるプレミア価格だった記憶。

『CB4』スタブマスター・アーソン役の黒人俳優ディーザー・Dさん死去

世間では『ER 緊急救命室』の黒人看護師役の俳優でピンとくるらしいけど、拙者的には1993年のコメディ映画『CB4』の作中に登場する架空のラップグループ「CB4」のメンバーのひとり「スタブマスター・アーソン」役として有名な黒人俳優ディーザー・Dさんがアメリカ現地時間の1月7日に亡くなられたそうな。詳しい死因は現在調査中だけど、2009年に心臓手術を受けており心臓発作ではないかとされている。享年55歳R.I.P.

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CB4のメンバー「スタブマスター・アーソン」

そもそもディーザー・Dさんって、俳優としての出演作品数はそんなに多くなく、さらに日本では未公開作品ばかりで、たしかに『ER』以外はメジャーな出演作品がない感ありますな。脇役としての出演がほとんどで、主役に近いメインメンバー的な出演作品で云えば『CB4』『クール・アズ・アイス』って、ギャングスタラップを皮肉ったコメディ映画『CB4』はともかく、1991年当時人気だった白人ラッパー・ヴァニラアイスくん主演の地雷映画『クール・アズ・アイス』を久々に思い出してしまいましたね。あの映画、当時ビデオで観たっきりなのでほとんど内容は覚えてないけど、バイク乗り仲間の「ジャズ」というキャラクターを演じたのがディーザー・Dさん。600万ドルの制作費に対して興行収益は120万ドル止まりで本国でも大コケしたというタイトル通り、氷のようにお寒いこの映画によく出たな。

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右端のJAZZ役がディーザー・Dさん

ちょうど、拙者が先週買った数本の映画DVDの中でR&B歌手アッシャー主演映画『イン・ザ・ミックス』にもディーザー・Dさんが出演しているみたいなので、今晩はディーザー・Dさんを意識しながらこの映画を観ようと思います。正味の話、マイナーな俳優さんなので稀な機会。おわり

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Usher主演映画『In The Mix』にもディーザー・Dさん出演

 【おまけ】

コメディ俳優のクリス・ロック主演映画『CB4』は、1993年当時の日本では日本版サントラCDは発売されたものの劇場未公開でVHSビデオでのビデオスルーとなり、現在も日本版のDVDやBDは出ていないマイナー作品。90年代当時流行りのギャングスタ・ラッパーに憧れる中流家庭育ちの主人公が、偶然にも街のギャングボスを投獄させてしまい、そのボスの名を騙って地位やネームバリューを使って仲間とともに、刑務所帰りのハードコア・ギャングスタ・ラップグループとして「CB4」(刑務所の独房棟番号:セルブロック4が由来)を結成。地元の大手レコードレーベルと契約し、過激な歌詞やパフォーマンスで瞬く間にヒットするも、反社会的だと政治家に目をつけられたり、主人公のガールフレンドに愛想をつかされたりしている間に、ギャングのボスが獄中のテレビで自分を投獄した奴が名を騙って活動していると知って脱獄。ボスの復讐劇により解散に追い込まれたCB4の運命は…といったあらすじ。主にN.W.A.やイージー・Eを意識してパロディしており、一般人が好むダンスミュージック・アーティストとしてC+Cミュージックファクトリーのパロディなんかも出てくる。また、冒頭でCB4に対するインタビュー映像としてアイスTやアイスキューブ、イージー・Eなどのラッパー本人がカメオ出演。なぜか、ハル・ベリーやシャック、ロックバンドのバットホールサーファーズなんかもCB4インタビューに登場する。また、作品が始まる前のユニバーサル映画サウンドロゴからダグ・E.フレッシュ&スリック・リックの名曲「The SHOW」のイントロが流れ出し、クレジットのバックにヒップホップ・ヒストリー博物館的な映像が映し出されるのがアツイ。エンドロールのあとには何故か無駄にアイザック・ヘイズ御大が出てくるのも愉快(アイザック・ヘイズの無駄遣い)。サントラ参加アーティストも豪華で、PEやBDP、ビースティーボーイズなんかの超人気ラップグループ勢のほか、P.M.ドーンやブラックストリート(テディ・ライリー)、トレイシー・スペンサーといった当時人気のR&B勢も押さえている。作中のCB4としての楽曲は元ステッツアソニックのダディーOとコンプトン出身の元ギャング・ハイCがラップを担当。さらにCB4版「ラッパーズディライト」ではクール・モー・ディーも参加する。ほかにも、クリス・ロック自身がNJCのプーキーをセルフパロディしたり、アレン・ペインの「I'm Black Y'all」など後年ネットミームで有名になった小ネタシーンがいくつもあったり、拙者的にはプーティ・タンの中の人ランス・クラウサーやIn Living Colorファミリーのトミー・ディビッドソンがチョイ役出演しているのも嬉しい。このように、往年のヒップホップ&ブラックシネマ/ブラックカルチャ・ファンにとってはネタ満載で豪華な作品。スタブマスター役のディーザー・Dさんの訃報のついでのつもりで軽く書いてたら長文になったので、ちゃんとした作品紹介として独立したブログ記事にすればよかったでござるな。そのうち文面をリライトして移すかも。サヨナラ・ジープ!

 

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CB4

 

大きな缶と小さな缶を戴いた日【駄文日記】

拙者は尿酸値が高めなお年頃なので、近頃は尿酸値を下げる食べ物やサプリなんかに興味津々。運動不足で太りやすい体質のせいか結石ができやすく、ここ数年はよく石が出る。もともとお茶が好きで常によく飲んでいるおかげか、結石ができても過度な痛みはなく、小さい石がよく出る。尿酸値を下げる効果のあるポリフェノールの一種として緑茶に含まれる苦渋味成分カテキンが有効らしいが、石を押し出すための利尿作用的にいいのは麦茶や牛乳らしい。夏場は冷たいお茶が美味しいけど、冬場の寒い時期は熱いお茶が恋しくなる。独り身なので急須よりもティーパックのお茶が重宝するがあまり美味しくなく、やはり急須で煎れたお茶が美味しい。そう思っていたところ、今日たまたま浅草ROX本館4階のくら寿司へ初めて食べに入ったら、回転すし屋によくある粉末緑茶がティーパック緑茶よりも美味しいことに気付き、帰りにスーパーで粉末緑茶を買って帰ろうと思った。くら寿司浅草ROX店は、インバウンド向けに浅草ならではの和風な店内装飾を施したグローバル旗艦店なっており、一昨年のオープン当初から何時も常に混んでいて、そのうち空いたら入ってみようと思いつつ入ったことがなかったが、緊急事態宣言による時短営業期間だからか空いていたので初めて入った。寿司を5皿食べたら引けるビッくらポン!くじで当たりが出て、駄玩具が入ったカプセルを貰えたけどジジイなのであまり嬉しくない。注文皿を待つ間にカプセルを開けてみたら「縁日利用券」が入っていて、会計後に輪投げや射的などの懐かし縁日ゲームを楽しめるサービスだった。射的を選び、弾は2発撃つことができ、1発目はy座標が若干ズレて惜しかったものの感覚がつかめ2発目で簡単に的を倒すことができた。先日の西参道商店街での射的は惨敗だったこともあり、今回もサービスのお遊びなので景品とかあまり期待していなかったけど、くら寿司謹製の粉末緑茶(100g入り)缶を戴いた。今ちょうど欲しかった物なので是は何たるご褒美か。浅草界隈では初の出店となったくら寿司自体の感想としては「空いていれば上野のスシローよりも良い」という感じ。そのあと、エンコ界隈でお気に入りのお蕎麦屋さんに去年から足しげく通っていたら、お年賀の粗品を戴いて嬉しかった。去年末の年越しも年始も食べに行ってたのに何故、今日くださったのかわからないけど、常連客として認識してくださってることが嬉しい。帰って粗品の箱を開けたら、お蕎麦屋さんらしく缶入りの七味唐辛子で、家でも蕎麦が主食なので嬉しい。こちらのお店も緊急事態宣言のせいで今日は普段より空いていた感じで、地元の利用客としては飲食店が空いているはありがたいけど、収益が下がってお店が潰れるのも困るのでコロナ感染に気を付けながらも通い続けたい。食の名店街でもある浅草、特に老舗のお店がコロナの影響で無くなってしまったらツライ。浅草六区に映画館を呼び戻す以前に、馴染みの飲食店を護っていかなければいけないのであった。おわり

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浅草を斬る。その9.5【緊急事態宣言発令下のエンコ】

コロナ感染者の激増により、行政は本日1月8日より2度目の緊急事態宣言を一都三県に発令。これを受け、エンコ界隈もほとんどのお店が夜間は時間短縮営業となっていた。

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1月8日20時過ぎの雷門

門前町である浅草界隈は元々19時には閉まってしまうお店が多いものの、居酒屋娯楽施設などは夜遅くまで開いているのが常。発令後の今夜は、お酒を出す店のほとんど全てが20時には閉店していた。大型商業施設であるROXEKIMISEなどは5月の緊急事態宣言の時点から夜20時までという時短営業を継続しているものの、今回はカラオケ店ゲームセンターなどの娯楽施設も20時で閉店。しかし、パチンコ店は23時ごろまで営業していた。

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いつもは煌々としている国際通りの沿いのカラオケ館も20時には真っ暗

いつもは夜遅くまで賑わっている大衆酒場街のホッピー通りの居酒屋も全て20時には閉店し、普段とは違った異様な雰囲気に。19時ラストオーダーのお店が大体で、お店は開いているものの19時過ぎにはほとんど客がいなかった。その様子を大きなカメラで撮影し、すぐさまノートPCを使ってベンチで記事を即アップしていた記者の方の姿も見られた。

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ホッピー通りも20時過ぎには真っ暗

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ホッピー通り大衆酒場の時短営業お知らせ

初音小路飲食店街ひさご通り商店街も20時過ぎには全ての飲食店が閉店し、21時前でも人影もまばらでひっそりとしていた。

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飲食店街も真っ暗

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ひさご通り商店街もコンビニ以外は20時に閉店

居酒屋や娯楽施設はともかく、いつもは深夜2時まで営業しているラーメン店の福しん浅草ROX前店までもが20時で閉店していたのが驚き。国際通り沿いにある牛めし松屋は24時間営業を継続していたが、田原町吉野家も20時で閉店するなど20時を過ぎるとエンコ界隈で食事をできる店がほとんどなくなってしまった。地元民の生活の要であるドン・キホーテ西友は辛うじて24時間営業を継続。また、ライフ浅草店は早々に閉店していたので何時に閉まったのか調べたら、どうやら従業員1名がコロナに感染したことで当面の間は臨時休業となるようだ。あと、三平ストアスーパーオオゼキは通常通り21時まで営業。普段から夜が早い浅草界隈だけど、この1ヶ月は更に夜が早くなりそうだ。おわり

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浅草ドン・キは開いている

【おまけ】

雷門通りにあった「らあめん花月嵐」跡地にできる「横浜家系ラーメン 浅草商店」のオープン告知が店先に掲出。1月15日11時開店だそうな。

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開店準備中の山加商店

あと、時代劇方面の情報。緊急事態宣言の発令により台東区立中央図書館併設の池波正太郎記念文庫」が1月8日より当面の間、臨時休館。更に、2月に開催予定だった春日太一氏の講演イベント「池波原作時代劇の魅力」中止となってしまった(参加応募してた)。なお、池波正太郎記念文庫の展示スペースでは現在池波正太郎自筆絵画展」を実施中であった。

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中止となった「池波原作時代劇の魅力」

 

浅草を斬る。その⑨【エンコの元日】

明けましておめでとうございます。

元日なので浅草寺初詣に行って参りました。

 

「アンタ、昨日幸先詣したやん!」とおっしゃるのも御尤もですが、実は拙者、去年の元日は駒形のバンダイ本社となりにある駒形諏訪神社で初詣をしたので昨日の浅草寺参りは2020年分の初詣本日の浅草寺参りは2021年の初詣でござる(ちなみに2019年の初詣は浅草神社)。だって、去年までの初詣時期の浅草寺は鬼のように混んでたんだもん。

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2021元日お昼過ぎの雷門

例年の三箇日の浅草寺はめちゃめちゃ混んでいて、雷門から行列を着いて満員電車のような混み具合の仲見世通りを人にぶつかったり人波に押されながらゆっくり歩かされ、本堂へ辿り着くころにはグッタリする感があるので、これまで拙者はわりと敬遠していたでござるが、今年はコロナ禍の影響で人が少ない。というよりも、参拝客は大勢いるけどインバウンドがほとんどいないからか、人波に余裕がありスムーズに歩けたのではないか思ったでござる。今年の浅草寺初詣は人の流れと混み具合が明らかに例年と違うでござるよ。また、昨日の日中は無かった「コロナ感染予防のため間隔の確保とマスク着用のお願い」看板が雷門大提灯の真下などに設置されていた。

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大提灯の下にコロナ注意書き看板が設置

晦日の深夜の混み具合を見て元日も混まなさそうと思ったので余裕を持って15時過ぎに雷門を通過し、さすがに元日なので昨日よりも人出は多かったけど、やっぱり例年のような満員電車みたいに混んでる感まではなく、今日も仲見世通りをスムーズに歩けて快適に本堂まで辿り着けたでござる。

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元日の仲見世通り

宝蔵門の前にはサーモカメラによる検温地点が設けられ警備員の方々が参拝客の体温を監視。仮設テントが用意されていたので、高熱の方など隔離されるのでござろう。おそらくウォークスルーで多人数同時に検温できるAI顔認証型の検温カメラだろうから人波が詰まることなくスムーズに進むことができたでござる。

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宝蔵門前で検温

そしてご本堂へ。お正月らしい様子ではあるものの、元日の浅草寺とは思えないほど今年は空いていた分配参拝のおかげか?インバウンド激減のおかげか? 地元民として身勝手なことを言わせてもらうと「いつもこれぐらいの混み具合なら丁度いいのに!」と思ってしまったほどで、パンデミックが収束したらまた満員電車のような混み具合の初詣に戻ってしまうかと思うと今年は貴重な初詣かもしれず、一昨年までのインバウンドによる浅草界隈の収益は莫大な利益だと思うけど、やはり日本人にとって昔のように日本人ばかりな浅草のお正月の方が落ち着くのも本音でござる。

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元日の浅草寺ご本堂

というわけで、例年は混んでる浅草寺の初詣も今年は驚くほどスムーズにお参りできたので、この三箇日もゆっくり参拝できると思うでござるよ。なにしろ、三箇日の浅草界隈は門前町の本領を発揮するかのように元日から開いてるお店も多く、お正月からお祭り気分で楽しいでござるよ。あ、でも今年は的屋の屋台は出ていなかったでござるなぁ。おわり

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いつもはこの辺にテキ屋の屋台群があった筈

【おまけ】

この時期、雷門付近に「イエス・キリストがどうたらこうたら」書かれたプラカードを持ったキリスト教信者たちがあちこち立っていて、中には大音量で説法を流している信者もいてアレはいったい何がしたいのか?宗教戦争をして浅草寺を乗っ取りたいのか?なんにせよ、お門違いで頭悪いとしか思えないでござるね。浅草寺近辺にはクリスマスもイースターもないから安心しろと。

異例な人出の少なさ浅草寺初詣の深夜行列

再び年越しそばチャレンジをしに夜の浅草六区へ。大晦日の某お蕎麦屋さんは22時までの特別営業時間で20時過ぎにお店の様子を見にいってもなかなか行列はなくならなかったけど、21時過ぎには行列がなくなったので今年は浅草で年越しそばを食すことができ、ついでに今年の大晦日の夜の雷門の様子も少し見てきたでござる。

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12月31日22時前の雷門

毎年、晦日の22時には雷門通り沿いの車道を交通規制で封鎖し、深夜未明には浅草寺本堂から雷門を超えて旧日光街道沿いの車道数百メートル辺りまで長い行列ができるのが例年の浅草寺初詣お馴染みの光景だけど、今年は22時頃でも人影ははまばらで、初詣客を狙った深夜営業の飲食店も今年は自粛でほとんどなく、そんなひっそりとして異例な大晦日の夜の浅草界隈を出歩いているのは主に20代ぐらいの若い世代の方々ばかりで、いわゆるコロナ感染予防の自覚が弱い世代。拙者も毎年、大晦日から日付が変わるころには冷やかしで初詣行列の様子を見に行っていたでござるが、今年は分散参拝が推奨されているのに頭の悪い人たちをわざわざ見に行くのもアホらしいし、そもそも今年は浅草寺YouTube公式チャンネルで境内の様子をライブ配信しているので家でも初詣行列の様子がわかるので、拙者は今晩早く寝て明日見に行くでござる(そもそも既に幸先詣してる)。


浅草寺の境内の様子(雷門側)

今年も22時過ぎから雷門通り沿いの車道を封鎖し、仲見世通りや周辺の路地裏などのあちこちに警官や警備員が配備され、着々と初詣客を制御する準備をしていたでござる。ぶっちゃけ、浅草寺の深夜初詣行列も近年は渋谷スクランブル交差点のハロウイン騒動に近くなってきていたので、純粋な参拝目当てというよりも都内の有名スポットに集まってバカ騒ぎしたいだけの若者が多いように思うでござる。あと実況中継YouTuberとか。今年は例年よりも行列の規模が小さいかもしれないけどライブカメラのリアルタイム映像を見る限り23時過ぎから仲見世通りに行列ができているでござるね。

【追記】ライブカメラのリアルタイム情報から23時~0時には一時的に行列ができたものの0時10分過ぎには行列が消滅。深夜の初詣客は続々と集まってはいるものの、浅草寺とは思えないほど異例な深夜初詣の人出の少なさ!

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例年はこの車道沿いにまでずらっと初詣行列ができる

あとは明日のニュース報道にお任せして、今年は家で年を越すでござるよ。おわり

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浅草寺本堂の脇にはテレビ局の中継車もスタンバっている

 

浅草を斬る。その8.5【エンコの大晦日】

 やぁ、今年はアッという間の為五郎一年だったでござるねぇ。拙者は元々別の区に住んでいたけど、エンコ(浅草公園六区の隠語)が好きで数年前から台東区民になったものの、引っ越してきた当時はエンコから映画館が消え、個人的にも仕事が忙しくて日中エンコで遊ぶこともできず、さらに年々インバウンドが増加して浅草界隈は観光客が多すぎて、地元民ながらあまり浅草を堪能することができずに居たのでござるが、今年はコロナ禍の影響で幸か不幸か時間に余裕ができたのと、浅草界隈からインバウンドが消えたので、この機会にコレ幸いと浅草界隈を堪能することができている(現在進行形)のでござるよ。

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浅草演芸ホール/東洋館のお正月飾り

浅草に限ったことではないけど、今年はコロナ禍の影響で閉店するお店が多かった。エンコ界隈でも5月に緊急事態宣言が出た時点でゴールデンウィーク期間を乗り切れずひっそりと閉店した飲食店が多かった。緊急事態宣言が解除されたあとから今もずっと「準備中」のままになっているお店も少なくはない。グーグルマップで探し当てた浅草の飲食店が、掲載情報では営業中になっているものの実際には閉店していたお店もチラホラあったので幾らか閉店情報を提供しておいたでござる。

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ひっそりと閉店したお店も多い

インバウンドが激減したとはいえ、浅草駅のEKIMISE雷門~仲見世浅草寺のある東側はまだ国内観光客でなんとか潤っている感はあるものの、仲見世通り商店街や六区界隈など東側地元民向けのお店のほうがヤバめな感じはするでござる。コロナ禍と関係なくROX本館及びROX3Gの1階テナント店舗が早々に潰れたり、今年11月に閉館したまるごとにっぽんなんかもそうだけど、観光客どころか地元民の需要さえ空ぶっていた上にパンデミック騒動でこの先の安定も見えていない。コロナ禍で裏通りの飲食店街の小さなお店がどんどん消えて行き、六区にある刀剣や鎧などの古美術品店もインバウンド激減により現在は古着屋になっていたりして、一時的に業態を変えてでも急場を凌ぐしかないのかもしれない。

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古美術品店が古着屋になっている

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仲見世通りにも閉店舗がチラホラ

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仲見世通りにセブンイレブン出店か?

コロナ禍による暗い話ばかりでもなく、閉店したらしたで跡地に新しいお店も早々に開店。新仲見世通りとオレンジ通りとの交差点角に広島の老舗豆菓子店「豆徳 浅草店」とタピオカドリンク店の「萬波 浅草店」、新仲見世通りに生活雑貨店「エム&ルポ」がいずれも今月下旬にオープンしていたでござる。

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豆菓子の豆徳

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タピオカ店の萬波

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エム&ルポ

あと、ホッピー通りと伝法院通りの交差点でしばらく改装工事中だった物件に「酒場 山加商店」と外装看板が付いていた。それと、伝法院通りに若者向けの和小物グッズ店「MEGA STORE 浅草店」が10月にオープンしていたでござる(今日知った)。コロナ禍だろうが都内有数の観光地なのでオープンする新店は続々とオープンする。本来ならば、東京オリンピックが終わってあちこちの観光地もインバウンドで賑わっていたことでござろう。むしろ大変でしょうが頑張ってください。

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ホッピー通りの新店

雷門通りにあった「らあめん花月嵐 浅草雷門店」跡地には「横浜家系ラーメン 浅草商店」の看板が設置。おそらく「横浜家系ラーメン 上野商店」のように「XX商店」部分に「四谷商店」とか「町田商店」とか系列店の地名を入れるパターンのラーメン屋で1月オープンらしいけど日にちは不明。ところでラーメン屋のあとにラーメン屋って大丈夫でござるか? あと、1月初旬に「塩生姜らー麺専門店MANNISH 浅草店」がオープン予定とネット情報。

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雷門通りのらあめん花月嵐

なにしろ今年の浅草界隈は例の鬼滅の刃人気に救われた感も少なからずある。仲見世通りや新仲見世通り、ひさご通りなどの商店街では緑と黒の市松模様半纏マスク浅草コラボ鬼滅グッズなどがよく売れていたり、西参道商店街のぼり群が作中の世界観にマッチしているらしく和装コスプレした若い観光客の撮影スポットになるなど、経済効果があったみたいでござる。今年の浅草はインバウンドよりも和装姿の若い日本人が多かった感が強かったでござるよ。それでは、よいお年を。

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鬼滅効果で若者に人気の西参道通り

【おまけ】

エンコ界隈の貸店舗賃料もまぁまぁ高いでござるな。

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仲見世通りの宮田レコード跡一棟貸し

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六区のすき家ビル2階