江戸の黒豹党

孤独なお爺ちゃんの寂しい日常を覚え書き程度に綴る

浅草を斬る。その⑩【まるごとにっぽん5/28リニューアル】

現在、都心は三度目の非常事態宣言につき自粛ムード…と思いきや、今年のゴールデンウィークは都内の主要スポットに人が結構多くいて、浅草ホッピー通りの飲み屋が閉まっている以外はそんなに閑散とはしていない様子。さて、六区ブロードウェイ商店街のランドマーク的スポットになるはずだった「まるごとにっぽん」跡地が2021年春リニューアルオープンということで、今週辺りから告知ポスターが掲示されるなど現地にもようやく動きが見られました。

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一階と二階の大部分は大手アパレル店ユニクロの新店舗がテナント出展ということで、店先にユニクロの看板が取り付けられ、店内にはすでにマネキンや什器類などが設置されているのが外から伺えます。
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店先にオープン告知ポスターも貼られ、そのデザインから浅草らしく和を基調とする店舗のようなイメージ。元々2021年春のオープン予定で、これまで現地で改装作業しているような様子もあまりなかったのですが、今週に入って急に作業が進んだ感じで、5月28日にオープン決定らしいです。

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一階フロアは部分的に、元々ご当地名産品物販コーナー「まるごとにっぽん 蔵」だったのが店名「まるごとにっぽん」としてリニューアル存続する予定。新たに「角打ちコーナー」と称した日本酒・日本ワインの有料試飲コーナーが新設されるらしいです。こちらも5月28日にオープンする予定。

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とりあえず浅草楽天地ビルも「まるごとにっぽん」の名称のまま継続するみたい。今はまだコロナでビジネス的に大それた改装は難しそうなので無難な展開なんでしょう。ところでEKIMISEとROXのテナントのユニクロ2店舗はどうなるんでしょうね? おわりf:id:usaponthe3rd:20210503110746j:image

 

【おまけ】

早朝から六区ブロードウェイ通りにトラックがズラッっと並び、大量のユニクロ商品がまるごとにっぽんへ搬入される様子。
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イカレた極道キャラも魅力的だった昭和の名バイプレイヤー田中邦衛さん死去

久々に驚いた訃報。俳優の田中邦衛さんが3月24日に老衰のため88歳で亡くなられたそうな。1950年代から数多くの映画やドラマにご出演されてらっしゃったので、人によって思い入れのある作品は異なると思うでござるが、拙者的には任侠映画における味のあるキャラクターを演じた個性的な役者さんというイメージが強い。拙者が子供のころだった80年代はテレビドラマ北の国から黒板五郎役として名を馳せてらっしゃって、テレビでよく芸人にモノマネされたりして当時はあまり好きではなかったでござるが、大人になってDVDなどで60~70年代任侠映画を好んで観るようになってからは、例えば人斬り与太 狂犬三兄弟(1972年)のチンピラ舎弟・大野正吉役など、カタギの黒板五郎のクリーンなイメージとはガラッと異なるダークでイカレた極道キャラを演じる田中邦衛さんにシビレた。いわゆる任侠映画におけるダークサイドの田中邦衛さん(闇邦衛)が好きでござった。

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人斬り与太 狂犬三兄弟』で大野正吉が包丁屋で突き刺す練習をするシーン

田中邦衛さんの出演作をそんなに多くは観ていないので、今でもDVDで昔の映画を観ていて田中邦衛さんが出てらっしゃるとニヤッとする。役柄がイカレていればいるほどニヤニヤしてしまう俳優さんでござった。また、1974年の実写版ルパン三世 念力珍作戦では次元大介の役も演じられており、キャラクター的にイカレ度は低いものの、かの有名マンガ/アニメキャラを田中邦衛さんが演じた違和感という点で拙者的に印象深い

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実写版『ルパン三世 念力珍作戦』で次元大介の役も

イカレたダークサイド邦衛キャラで特に好きなのは任侠野球映画ダイナマイトどんどんでの敵軍の助っ人ピッチャー芦刈の作蔵でござるな。野球の試合中、菅原文太さん演じる加助がバッターの際に作蔵が暴投を繰り返しナメてる挑発顔が最高。でも、作蔵は敏腕だけど酒好きの吞兵衛で、加助に騙されて試合中に給水ヤカンに入った酒をあおりベロベロになってしまう様もまた最高なのでござった。

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ダイナマイトどんどん』における芦刈の作蔵。いい顔の闇邦衛

ダークサイド邦衛ではないけど、時代劇に出てくる田中邦衛さんも好き。現在BS11で月曜~金曜日に放映中の『同心部屋御用帳 江戸の旋風』(1975年)でも由良三九郎役で出演されていて、当時観たことのない作品だったのでここ最近は連日興味深く愉しんでいるところでござるよ。田中邦衛さんは個性的なお顔なので時代劇の丁まげスタイルも愉快。やはり昔の時代劇でも田中邦衛さんが出てくるとニヤニヤしてしまうでござる。

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『江戸の旋風』の由良三九郎(右)

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椿三十郎』の保川邦衛(左)

拙者は田中邦衛さんの魅力に気付いたのが遅かったほうだと思うけど、これからも昔の映画や時代劇なんかを観ていくので、味のある名脇役としての田中邦衛さんを讃えていきたいと思うでござる。長い役者人生お疲れさまでした、ご冥福をお祈りします。おわり

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試合中にヤカン酒喰らってベロベロになった作蔵

 

ヒップホップ調な映画版『トムとジェリー』を観てMCスキャット・キャットを思い出し奴

年頭から緊急事態宣言だったので久々の映画館、新作映画トムとジェリー(字幕版)』を鑑賞。我々ジジイ世代にとってアニメのトムとジェリーといえば、60年代・70年代・80年代とそれぞれの年代に何度もテレビで放映され、80年代には日本テレビ系列ゴールデンタイムのバラエティ番組枠木曜スペシャル内でたまにトムとジェリー大行進』として丸々一時間放映されていたこともあり、子供のころから馴染み深いアメリカ産アニメのひとつでござる。もともとハンナ・バーベラ社のアニメ作品でもあり、ハンナ・バーベラ・プロダクション亡き2001年以降はワーナーブラザースが権利を保有し、現在もカートゥーン・ネットワーク放送向けなどに新作アニメを製作。近年はトムとジェリー 夢のチョコレート工場トムとジェリー オズの魔法使いなど、他の児童向け名作とコラボした作品もあり、現代のチビッコにも親しまれているのでござるな。

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コメディも卒なくこなすクロエちゃん

2010年代にCGアニメのクオリティ精度が超進化し、近年の映画版『ピーター・ラビット』パディントンシリーズのように動物キャラクターたちが本物の動物に極めて近いキャラクターデザインのCGで再現され、フサフサ、モフモフした毛並みなど実写との合成映像も違和感なく楽しめるのが当たり前になった。さかのぼること80年代の1988年にセル画のアニメと実写を合成したハリウッド映画『ロジャーラビット』が話題になり、アニメと実写の合成がまだ珍しかった当時は不思議な感じがしたけど、その後も90年代に『クール・ワールド』『スペース・ジャム』などアニメキャラ合成の映画作品は徐々に定着していった。そもそも、話題になった『ロジャーラビット』以前にも1964年のディズニー映画『メリー・ポピンズなどでもアニメのキャラクターと実写の俳優を合成したシーンがあるので、史上初ではないにせよ、子供にとってアニメのキャラクターと現実世界が共存するのは夢のような映像であることは間違いないと思うでござる。拙者的には、R&B歌手ポーラ・アブドゥル1988年の楽曲Opposites AttractのPV(プロモーション・ビデオ)映像に「MC Skat Kat(MCスキャット・キャット)」というハンナ・バーベラっぽいラッパー猫のキャラクターがアニメ合成で登場するのが思い出深く、今回の映画版『トムとジェリー』を観ていてMCスキャット・キャットを思い出してしまったほど。とりあえず、参考までに(拙者視聴用にも)ポーラ・アブドゥル公式YouTubeOpposites Attract」PV動画貼っておくでござるよ(当時PV集LD買った)。


Paula Abdul - Opposites Attract (Official Video)

さて、ようやく今回の2021年映画版『トムとジェリー』の感想でござるが、冒頭のワーナー・ブラザーズサウンドロゴから聴き覚えのあるイントロではじまりテンションプチアゲ↑。でも、どうせルー・リードの「Walk on the Wild Side」(サンプリング元)だろうと思いきや、我々90年代オールドスクール爺が大好きなA Tribe Called Quest「Can I Kick It?」の方だったので意外。ニューヨーク上空を飛び回る鳩たちがヒップホップ楽曲「Can I Kick It?」のノリに合わせて踊るという演出ではじまり、どうやらインスト曲やサントラ的にもヒップホップ曲が主流のようでござる。お馴染みのトムとジェリーによるドタバタ騒動一発目のBGMにEric B.& Rakim「Don't Sweat the Technique」が使われていてオールドスクール的にめちゃエモかったし、ジェリーがリラックス・バスタイムしてるとき部屋から流れてきた曲がJODECIの「Come & Talk to Me」で笑かされた。ほかにもJagged Edgeの「Let's Get Married」とか地味に懐かしい曲もあったけど、Bruno MarsとかLizzoとか今どきのアーティストの新曲もあったのでご安心を。って、映画本編よりも曲の話ばっかやな。

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この鳩の声は監督らしい

 公開前にトレーラーを観てトムとジェリーであること」「クロエちゃん出演作」ということだけで観に行くのを決めたけど、本編にはヤラレ役ポジションのイベント・マネージャー役に味のあるメキシコ人俳優のマイケル・ペーニャさんが出ていてニヤリ。ペーニャさんはコメディアンではないけど、拙者的に黒人コメディアンのシンバット的なポジションだと思ってるので割と好きでござる。暴れるブルちゃん(スパイク)に振り回されたりして、いいヤラレ役でござった。

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マネージャー役のマイケル・ペーニャさん

この映画、人間以外の動物キャラは虫類も含めて全てアニメ描写なのでござった。3DモデリングのCGアニメなんだろうけど、昔のセル画アニメっぽく見せているのがミソ。現実社会で2足歩行の猫やネズミなんて見たことないけど、人間との対比サイズは実際に存在したらそれぐらいの大きさなのねと納得できるサイズであまり違和感は感じなかったでござる。ちなみに2004年の映画版ガーフィールドとかだと実写キャラとアニメキャラとの対比サイズにちょっと違和感を感じてた。技術の進歩か。

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ブッチ率いるノラネコ軍団

旧作アニメでもおなじみのトムの天使と悪魔のささやきのシーンもあり、天使トム悪魔トムも声の出演は最近チョイチョイ映画に出てる黒人コメディアンのリル・レル・ハウリーさんだったらしい。そっちは観てないけど日本語吹き替え版だと、天使トムの声は霜降り明星粗品さん、悪魔トムの声はせいやさんらしい。最近チョイチョイ日本のテレビに出てる人たちでござるな。あと、ノラネコ軍団のブッチの声がラテン歌手のニッキー・ジャムだとか、プロモーションで話題づくりのためか声の出演に声優以外の芸能人を起用するのは本国も日本も同じでござるな。拙者的にシェフ・ジャッキー役の声優が千葉繁さんってのが気になるので、そのうちブルーレイソフトを買って吹き替え版も観たいと思うでござる。例によってまとまりのない映画感想になってしまったでござるが、何度でも観にいきたくなる楽しさのある映画ではあったでござるよ。ああ、コロナ禍じゃなかったらなぁ(動物アニメ映画好き)。おわり

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おなじみトムの天使と悪魔

【おまけ】
セレブの飼ってるねこちゃんがめちゃかわゆかった。

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テルマネージャーの見てる前でソファーを引っ掻くお茶目ねこトゥーツちゃん♡

 

遂に出た!練りチューブ入り紅しょうが

拙者、粉モンを好むので薬味として紅しょうがは必須でござるが、市販の紅しょうがパックだと使いきれなくてタッパに移して冷蔵保存するも生ものなので開封後は消費期限が短かく、短期間でそんなに連続して使わないので使いきるまでちょっと不便だったりして、小分け袋の使いきりパックとかも便利だけど近所のスーパーに売ってなかったりするし、もっと便利な紅しょうがは無いものか?と常々思っていたら、最寄りのスーパーで新製品の「S&B チューブ入り紅しょうが みじん切りタイプ」を発見!即買いした。
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とりあえず、焼きそばで試用。チューブ容器入りの練り出し式なのでニュルっと捻り出す様は若干見栄えが悪いものの、使いたい分だけ出して保存できるのは便が良い。みじん切り度合いが細かすぎる気もするけど、捻り出したあとに箸先で拡げたりして体裁を整えればそんなに見てくれは悪くない。
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お好み焼きやタコ焼きの生地に混ぜこんで使うには分量的に向かないけど、焼きそばなんかの上にチョイ乗せする分には最適。パックの紅しょうがよりも開封後の保存期間は長いと思うし、未開封での賞味期限も製造から約1年はあるので化学的な保存料を使っているからか若干酸味が強く、不自然な紅しょうが味な感じもあるけれど、手軽な薬味としてはまぁ悪くない。個人的には焼きそば専用に決まりだけど、メーカー側の用途例として、冷し中華や丼もの、おにぎりなどにも向いているそう。税抜き価格は38グラム入り125円で、約60グラム入りの紅しょうがパックよりも分量的に若干割高感あるものの常に冷蔵庫に入れて置きたい感はある。開封後はどれくらいの期間持つんだろ?(腹痛チャレンジしてみる?)
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ググったら姉妹品として、きざみみょうが、きざみ福神漬け、きざみらっきょう、なんかも2月に同時発売したらしい。ウチの近所のスーパーでは、紅しょうがのみ売っていたお店と、福神漬け、らっきょうのみ売っていたお店とがあったけど、なぜ全種類並べておかないのかと。ちなみに拙者、漬物の類いはニガテなのでカレーには福神漬けもらっきょも入れないので紅しょうが以外ありがたみ感じないけど。そもそもカレーはあんまり食べない。おわり。

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どうでもいいけど、初めてスマホはてなアプリ上から記事を更新してみたでござる。悪くなければ、更新頻度上がるかもね。こんなブログ誰が見るのかはさておき、基本的に覚え書きの日記みたいなモンですから。

 

BSテレ東で幻の1986年テレビ吹き替え版『ブルース・ブラザース』放映してたよ

久々の更新なのはさておき、今日BSテレ東の「水曜映画館」名作ブルース・ブラザースが放映されたので録画して流し観してたら、ご兄弟の吹き替えボイスがアドリブ共に中々良い感じ。拙者もこの映画は大好きで、ちょっとお高いマニア価格の「ユニバーサル思い出の復刻版ブルーレイ『ブルースブラザース』」も持ってるほど好きなんですが、そちらはフジテレビの「ゴールデン洋画劇場」1983年に放映されたバージョンの吹き替えを収録し、ジェイク役はせんだみつおさん、エルウッド役は小野ヤスシさん、というお笑い寄りのオチャラケ路線。廉価版ブルーレイにも収録されている2011年新録バージョンでは、ジェイク役が高木渉さん、エルウッド役が青山穣さんというように芸能人ではなく本業声優さんらによる無難な吹き替え。で、今回の水曜映画館版の吹き替えはダレよ?

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思い出の復刻版BD

水曜映画館での『ブルース・ブラザース』は、ジェイクの出所後ペンギンに会った後カーティスに再会するシーンが丸々カットされてたりして、今どきのテレビ放映映画にしては冒頭からあちこちざっくりとカットしまくりで話の流れや登場人物との関係性が不自然に感じるほど。この映画を観たことある人にとってはダイジェスト感覚で楽しめるけど、初見で観る人にとっては話の流れが理解しづらいと思う。でも、JB(ジェームス・ブラウン)扮するジェームズ牧師役の声優が内海賢二さんで、意外とJBご本人の声と余り違和感なく、むしろベストマッチで良い感じ。さすが、トランク署長アクション・ジャクソンなど数多くの黒人キャラクターも演じた内海さん。もっと他の作品でもJB役の吹き替えやって欲しかったですね。ほかにも我々ジジイ世代にとって聞き覚えのある声優さんばかりで、シーンのカットが多いものの吹き替えの面子はとても良いバージョンだと思われ。

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水曜映画館3月末で終わりだって!

観ていて大体の脇役の吹き替え声優はわかったけどレイ・チャールズが出てくる辺りまでご兄弟役の声が誰なのかわからなかったので、手元のタブレットでググったらWikipediaの情報で、どうやら今回のは1986年に放映された2度目の「ゴールデン洋画劇場」での吹き替えバージョンらしく、ジェイク役がブラザー・トムエルウッド役がブラザー・コーンバブルガム・ブラザーズ版の吹き替えであった。なるほど、どおりでよくわかってらっしゃる演じ方での吹き替えにして適役。それに、80年代テレビ基準なのでシーンのカットが多いわけだ。当時のテレビ放映時間の尺に合わせてカットされた映像分しか収録音声ないのよね。こっちのバージョンもBDソフトに収録して欲しかったな。それにしても確信犯的なチョイスのBSテレ東(の担当者さん)やるなァ。80年代「ゴールデン洋画劇場」は当然SD(4:3)画質の放映だったけど、今回の放映ではHD(16:9)画質の映像に1986年版の吹き替え音声を乗せたバージョンなので年配のマニアに嬉しい。とりあえず録画しといて良かった。一般的なBDソフトなんかだと、当時物の吹き替えはテレビ放映時にカットされたシーンになると突然オリジナル音声/日本語字幕に切り替わるので観づらい。むしろ、放映時にカットされたシーンの映像はスキップしてほしい。ディズニーBDみたいに字幕版の映像と吹き替え版の映像を別々に収録とか(コスト悪)。

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DVD/BDソフトには未収録のバブルガムブラザーズ版の吹き替え

バブルガム・ブラザーズといえば、1992年のデーモン・ウェイアンズ主演映画『モー・マネー』の吹き替え版でも歌う弁護士(コーン)ラッパー囚人(トム)役の声優でチョイ役出演していたのを思い出す。『モー・マネー』は日本版DVD/BDソフトが出てないので、いまだに日本語字幕版LDソフトを大事に持ってるけど、吹き替え版はVHSソフトでしか出ておらず、当時レンタルビデオで借りて一度しか観てないので久々に吹き替え版も観たくなる。ついでに、90年代当時BSで放映していた日本語版「ソウルトレイン」の前説コーナーでもバブルガム・ブラザーズ(と渡辺佑先生)出てましたな。

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オリジナル英語音声が一番いいんだけどね

 さて、ブルース・ブラザースの話に戻しますが、拙者80年代は小学生だったのでおいそれと映画館に行けず、夜のテレビ番組であるゴールデン洋画劇場なんて毎週欠かさず観れるわけでもなく、今みたいに気軽に録画もできなかったので、ブルース・ブラザースは1983年版も1986年版もテレビ放映では観たことがなく、90年代にLDソフトで初めて日本語字幕版を観て好きになり、ずっと劇場の大スクリーンで観たかったのを数年前にTOHOシネマズのリバイバル上映のおかげで念願叶い、今でもブルーレイでたまに観るぐらい好き。今回の水曜映画館で半年ぶりぐらいにこの映画を観たけどやっぱり面白い。何度観ても飽きないけど、今回のはバブルガム・ブラザーズ版の吹き替えがしっくり来ていてとても新鮮だった。なにより内海賢二さんのJBが最高だ。洋画はオリジナル言語音声派なのでこれまで日本語字幕でばかり見ていたけど、このコロナ禍により最近は家で映画を吹き替え音声で観るのがちょっとマイブーム(死語)。店でDVDソフトを買う時も吹き替え声優さんの名前を見てから買ったりする。そうすると、これまであまり興味がなかった部類の作品も声優さん次第でついつい買ってしまう。玄田哲章さんのシュワルツェネッガー作品とか、三石琴乃さんの(エビちゅ的な)エロ声映画とか、希少な山田康雄さん吹き替え作品とか。ならば、テレ東の「午後のロードショーなんて月金毎日吹き替えで放映されるのでご褒美だ。しかし、あの時間帯はBSで再放送の時代劇の放映時間と重なるので、吹き替え映画と時代劇のテレビ録画だけで拙宅のレコーダー数台は毎日フル稼働なのであった。おわり

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内海賢二版JB、最高じゃないか

【おまけ】

拙者はスターウォーズに疎く、今ではep.Ⅳと呼ばれる劇場第一作目を小学生のころ金曜ロードショーで観た程度で、90年代のep.Ⅰ~Ⅲは未だに観ておらず、なのにep.ⅦとⅧはブルーレイを買って家で観て、ep.ⅨはIMAX上映を含め4回ほど観に行ったニワカですが、つい先日とうとうBDでep.Ⅳを吹き替えで観始めたところ、ルークの声が島田敏さんだったり、レイアの声が高島雅羅さんだったりしたのが違和感あって観るのを途中で止めたんだけど、遠い記憶の彼方ではルークの声は水島裕さんでレイアの声が島本須美さんという面子で記憶しており、例によってWikipediaで調べたら、それは日本テレビ版2と呼ばれるバージョンだった。小学生のころクラブ活動という授業時間があり、拙者は「ラクそうだから」という理由だけで映画クラブに属し、顧問の先生が金曜ロードショーで録画したスターウォーズのビデオ(VHS3倍録画/CM入り)を暗い教室内で毎週45分程度観させられるという苦行を強いられ、その時に観た吹き替えのバージョンが日本テレビ版2で爺になった今でも脳裏に残っていたという。でも、そのバージョンってビデオソフト化されてないのね。それよりも、ルーク→渡辺徹ハン・ソロ松崎しげる、レイア→大場久美子、という日本テレビ版1バージョンの吹き替えを至極観てみたくなったのだが…。ちなみに、劇場公開版の吹き替えはリミテッドエディション版のDVDソフトに収録されているらしい。それにしても、当時観た吹き替えのバージョンの記憶で歳がバレる。

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吹替版の声優を調べるときに便利ですねWikipedia

 

昔を思い出せるうちに己の映画遍歴を辿っておく【爺の昔話①】

いっけね、久々に『CB4』を観てたら、90年代にブラックシネマにハマってた若いころを思い出して一人でアツくなってきた。そもそも、このブログを始めようと思ったキッカケは観た映画の感想とかを書き溜めておくためだったけど、コロナ禍でインバウンドが居なくなり拙者的に突然の浅草ブームが来て、そのことを書き連ねた浅草ブログみたいになってしまった。ブログタイトルの由来は、お察しの通り杉さまの時代劇曲「江戸の黒豹」と黒人主義政党ブラックパンサー党を掛けており、取り扱う記事としては日本の時代劇アメリカのブラックシネマもイケるブログにする予定だった。ええ、拙者は東京都内在住の黒人文化カブレの日本人ですから。

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もう一度映画館で観たい

小学生のころは親からお小遣いを貰ったことがなく、親類から貰ったお年玉も親に上手いこと言われて巻き上げられていた。しかし、拙者には逃げ道があり、少し離れた隣町に祖母が住んでおり、放課後は「おばあちゃん家で晩御飯を食べる」と言って祖母宅に行き、お小遣いを貰っては駄菓子屋やゲームセンターなどで遊んでいた。祖母宅に同居する叔母が商店街の組合事務所で長年働いており、中学のころから「親戚の手伝い」と称しては商店街の催事などでアルバイトをさせて貰った。初アルバイトは「プレゼント応募はがきの選出」という極めて簡単な作業だったけど、ちょっとしたいいお小遣いにはなった。勿論、基本的に中学生はアルバイトしてはいけないものだけど、親からお小遣いが貰えずミジメだった小学生時代とは逆に中学生時代は自由に使えるお金があった。最初はゲーセンばかり行っていたけど、商店街の中には映画館もあったので、その頃から映画館へ行くようになった。年代は1989年ごろだったと思う。自分の意志で初めて観た映画だったかどうかわからないけど劇場で観たティム・バートン版のバットマンが印象的だった。当時はボーリング場やゲーセンなどにLDビデオジュークボックスなるマシンが設置されており、マシンに500円投入して選曲すれば、MTV時代に大流行した洋楽などのミュージックビデオを娯楽施設中のモニタ画面とスピーカーで再生でき、その中でもプリンス殿下のミュージックビデオ「バットダンス」が人気で映画公開前からよく再生されており、それまで映画なんてテレビでしか観たことなかっような拙者も映画『バットマン』を観たい欲が高まっていた。そのあとも男友達数人で『プリティウーマン』を観に行ったり、初デートで『レナードの朝を観たけど相手のことが気になり過ぎて映画の内容を全然覚えていなかったり、腐れ縁の悪友と二人で『愛人 ラマン』を観に行ったり、ハリソン・フォード主演の推定無罪』を一人で観に行ったら内容が難しすぎて寝たり、とか1990年辺りが拙者的に第一次映画ブーム期だったんだなぁと思い起こせば今でも割と覚えてる。

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今年で30周年

映画にハマり始めたのと並行して音楽も洋楽を好み、元々なんとなくロックを聴いていたけどテレビ神奈川の洋楽番組「ビルボードTOP40」のおかげで、世間で流行ってる歌謡曲やロックとは異なる音楽としてヒップホップやR&Bに目覚め、手始めにパブリックエネミーランDMCなどを聴くようになった。アメリカでは映画の公開前にサントラ盤が出ることが主で、1991年にビルボードTOP40番組内でとあるサントラ盤のシングルカットEPが何曲もチャートインし、その曲らに拙者は心奪われた。当時からアメリカ製の輸入盤CDが地元のレコード店で販売されており、そのサントラCDを一目散に買って聴き映画の公開を待った。その頃は映画館に慣れ、観たい上映作品によって地元のあちこちにある数軒の劇場へ出入りするようになっていたものの、嬉しいことにその映画は一番最寄りである叔母が務める商店街の劇場での公開だった。普段からサントラ盤を何度も聴き、ワクワクしながら映画を観に行ったら、なんと観客は拙者一人であった。そんなに大きくないスクリーンだけど、貸し切り状態で観たその映画は内容がとても衝撃的で、のちの雑誌情報によればアメリカでの公開後に暴動が起きたとして話題になっていた。観終わったあとも興奮冷めやらぬ感じでパンフレットを買って帰り、しばらくは毎日その映画のことで頭がいっぱいだった。半年ぐらいしてビデオソフト化され、LDソフトも価格破壊のブロックバスター価格4700円で販売された。そのLDソフトが欲しくて欲しくてたまらず、アルバイト代を貯金して一番安いパイオニアの廉価CLDプレーヤーとそのLDソフトを買い、親戚の叔父からロータリーチャンネル式の古い14インチテレビを無理やり強請って貰い受け、朝起きて学校へ行く前の身支度の間に流してBGVにするなど何度も何度も観た。おそらく、拙者の人生で一番好きな映画で、ブラックシネマにハマるキッカケとなった映画。そのタイトルは『ニュージャックシティ』と云い、1991年6月の日本公開から今年で30周年を迎える。今のところ日本版はDVDしか発売されていないけど、本国ではブルーレイも発売されている。近いうちに久々に観直して現在感じた感想をブログに書き残しておきたいと思う所存。そして、あの頃はまだ知らなかったブラックスプロイテーションと呼ばれるジャンルの映画作品をあの頃のように堪能してゆきたい。現代は、大画面テレビやホームシアターシステムを手軽に買い揃えることができ、安価なBDソフトやサブスクリプションサービスによる豊富な映画ソースを自宅で気軽に堪能できる、映画ファンにとってはとても幸せな時代。さらに、90年代ぐらいまでは判らないことだらけだった個々の映画作品にまつわる情報も現代はスマホタブレットを用いてインターネットで容易に調べることができ、リメイク元のオリジナル作品やシリーズ関連作品なども見つけやすくなった。コロナ禍で洋画の新作不足の現在こそ、旧作を観直したり調べて掘り起こしたりする絶好の機会かもしれませんえ。おわり

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映画もサントラも衝撃的だった

 ちなみにスパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライトシング』は日本での公開当時に地元の劇場では上映されずレンタルビデオで借りて観た。PEの「Fight The Power」の12インチアナログ盤は1990年の時点で地元の輸入盤専門店で一万円を超えるプレミア価格だった記憶。

『CB4』スタブマスター・アーソン役の黒人俳優ディーザー・Dさん死去

世間では『ER 緊急救命室』の黒人看護師役の俳優でピンとくるらしいけど、拙者的には1993年のコメディ映画『CB4』の作中に登場する架空のラップグループ「CB4」のメンバーのひとり「スタブマスター・アーソン」役として有名な黒人俳優ディーザー・Dさんがアメリカ現地時間の1月7日に亡くなられたそうな。詳しい死因は現在調査中だけど、2009年に心臓手術を受けており心臓発作ではないかとされている。享年55歳R.I.P.

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CB4のメンバー「スタブマスター・アーソン」

そもそもディーザー・Dさんって、俳優としての出演作品数はそんなに多くなく、さらに日本では未公開作品ばかりで、たしかに『ER』以外はメジャーな出演作品がない感ありますな。脇役としての出演がほとんどで、主役に近いメインメンバー的な出演作品で云えば『CB4』『クール・アズ・アイス』って、ギャングスタラップを皮肉ったコメディ映画『CB4』はともかく、1991年当時人気だった白人ラッパー・ヴァニラアイスくん主演の地雷映画『クール・アズ・アイス』を久々に思い出してしまいましたね。あの映画、当時ビデオで観たっきりなのでほとんど内容は覚えてないけど、バイク乗り仲間の「ジャズ」というキャラクターを演じたのがディーザー・Dさん。600万ドルの制作費に対して興行収益は120万ドル止まりで本国でも大コケしたというタイトル通り、氷のようにお寒いこの映画によく出たな。

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右端のJAZZ役がディーザー・Dさん

ちょうど、拙者が先週買った数本の映画DVDの中でR&B歌手アッシャー主演映画『イン・ザ・ミックス』にもディーザー・Dさんが出演しているみたいなので、今晩はディーザー・Dさんを意識しながらこの映画を観ようと思います。正味の話、マイナーな俳優さんなので稀な機会。おわり

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Usher主演映画『In The Mix』にもディーザー・Dさん出演

 【おまけ】

コメディ俳優のクリス・ロック主演映画『CB4』は、1993年当時の日本では日本版サントラCDは発売されたものの劇場未公開でVHSビデオでのビデオスルーとなり、現在も日本版のDVDやBDは出ていないマイナー作品。90年代当時流行りのギャングスタ・ラッパーに憧れる中流家庭育ちの主人公が、偶然にも街のギャングボスを投獄させてしまい、そのボスの名を騙って地位やネームバリューを使って仲間とともに、刑務所帰りのハードコア・ギャングスタ・ラップグループとして「CB4」(刑務所の独房棟番号:セルブロック4が由来)を結成。地元の大手レコードレーベルと契約し、過激な歌詞やパフォーマンスで瞬く間にヒットするも、反社会的だと政治家に目をつけられたり、主人公のガールフレンドに愛想をつかされたりしている間に、ギャングのボスが獄中のテレビで自分を投獄した奴が名を騙って活動していると知って脱獄。ボスの復讐劇により解散に追い込まれたCB4の運命は…といったあらすじ。主にN.W.A.やイージー・Eを意識してパロディしており、一般人が好むダンスミュージック・アーティストとしてC+Cミュージックファクトリーのパロディなんかも出てくる。また、冒頭でCB4に対するインタビュー映像としてアイスTやアイスキューブ、イージー・Eなどのラッパー本人がカメオ出演。なぜか、ハル・ベリーやシャック、ロックバンドのバットホールサーファーズなんかもCB4インタビューに登場する。また、作品が始まる前のユニバーサル映画サウンドロゴからダグ・E.フレッシュ&スリック・リックの名曲「The SHOW」のイントロが流れ出し、クレジットのバックにヒップホップ・ヒストリー博物館的な映像が映し出されるのがアツイ。エンドロールのあとには何故か無駄にアイザック・ヘイズ御大が出てくるのも愉快(アイザック・ヘイズの無駄遣い)。サントラ参加アーティストも豪華で、PEやBDP、ビースティーボーイズなんかの超人気ラップグループ勢のほか、P.M.ドーンやブラックストリート(テディ・ライリー)、トレイシー・スペンサーといった当時人気のR&B勢も押さえている。作中のCB4としての楽曲は元ステッツアソニックのダディーOとコンプトン出身の元ギャング・ハイCがラップを担当。さらにCB4版「ラッパーズディライト」ではクール・モー・ディーも参加する。ほかにも、クリス・ロック自身がNJCのプーキーをセルフパロディしたり、アレン・ペインの「I'm Black Y'all」など後年ネットミームで有名になった小ネタシーンがいくつもあったり、拙者的にはプーティ・タンの中の人ランス・クラウサーやIn Living Colorファミリーのトミー・ディビッドソンがチョイ役出演しているのも嬉しい。このように、往年のヒップホップ&ブラックシネマ/ブラックカルチャ・ファンにとってはネタ満載で豪華な作品。スタブマスター役のディーザー・Dさんの訃報のついでのつもりで軽く書いてたら長文になったので、ちゃんとした作品紹介として独立したブログ記事にすればよかったでござるな。そのうち文面をリライトして移すかも。サヨナラ・ジープ!

 

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CB4