浅草を斬る。その⑫【まるごとにっぽん改装オープン】
あいにくの雨日になった本日6月4日、浅草六区にある楽天地浅草ビルの商業施設フロアまるごとにっぽんが改装オープン。夕方ごろ雨が弱まったので、ちょっと冷やかしてきたでござるよ。
まずは、今回のリニューアルの要となる1~2階テナントの新生ユニクロ浅草店へ。正面玄関から入ると、検温とアルコール消毒を済ませたら順番で入場者にノベルティのユニクロ浅草ステッカーシートが配布されていた。通常は正面玄関からまるごとにっぽんへも行けるようだが、オープニング期間中は混雑を避けるためか連絡通路が遮断されていた。ユニクロ浅草の1階入ってすぐに浅草地域の企業コラボ商品が展示。実際の商品は2階に陳列販売されているようだ。そして、なぜかユニクロフラワーとして生花も販売していた。
2階の地域コラボコーナーへ。雷おこしの浅草常盤堂や浅草界隈の人力車各社、浅草うまいもの会の飲食店各店など浅草の老舗企業群をはじめ、どじょう料理の駒形どぜうやエアソール雪駄の蔵前goemonなど浅草近辺地域の企業ともコラボして、企業ロゴのはいったTシャツやトートバッグなどを販売。コラボしたアパレル企業の中には専用コーナーが設けられ、主力商品の展示販売もされていた。
ほかにも、タブレット端末を用いてTシャツにコラボ企業のロゴを自由にデザイン配置してオーダーできるコーナーも用意されていた。
2階からエスカレーターを下ると緑色のドラえもんのフォトスポットがあったり、リッチモンドホテル側の出口には同じく緑色のユニクロ装飾の人力車が設置されていたりした。
3階の飲食店フロアは7月オープンの予定。スシローと神戸ビーフ館の2店舗のみの出店で確定のようなので割りとフロア面積が広そうな感じ。
続いて、1階の新生まるごとにっぽんへ。ユニクロのある正面玄関から向かって左側に位置する。こちらでは入場時にノベルティのうちわが配布されていた。
今回のまるごとにっぽんは日本全国の特産品販売と地酒の角打ちコーナーのみに限定され、特産品コーナー部分は麺類、調味料、菓子類、乾物類、飲料、肉類、茶葉、酒類、冷蔵・冷凍食品類など地域別ではなく食品の種類で棚分けされて陳列。スペースが狭くなったので、なんだかこざっぱりして、いわゆるデパ地下の特産品コーナーみたいな感じになった。
以前のまるごとにっぽんには無かったと思われる、駅弁販売コーナーが新設。そんなに種類が無かったのだけれど、今後は色んな地域の駅弁がローテーション入れ替えで販売されるのだろうか。
今回のリニューアルの目玉となるはずだった銘酒の角打ちコーナーは予想通りコロナの影響で営業を見合せ。そぐそばに「にっぽんのおつまみ」として乾き物類が販売されていた。おわり
【おまけ】
拙者の個人的な雑感ですが、前のまるごとにっぽんもあまり需要がなく、ユニクロユーザーでもないので今回のリニューアルはあまり恩恵がない。お酒飲まないし、角打ちコーナーもいらない。とはいえ、長引くコロナ禍の中、無難なリニューアルだとは思います。跡地に映画館を建てろったってこのご時世だと無理でしょうし、以前のボーリング場のようなアミューズメント施設も難しい。インバウンドが激減している現在は地元民の需要に頼るしかなく、衣食住関連の産業ならなんとか安定した需要があるのではないかと思うし、ユニクロも浅草界隈の地元企業とコラボすることで、地域への貢献と観光客へのアピールにもなるので、まぁ、ウマイことやったなぁと感心します。あと、今日まるごとにっぽんを見て回ってて、ご年配のご婦人が冷蔵加工肉コーナーでレバーペーストという岩手の特産品を見つけるなりガバッとドカ買いされてらっしゃるのを見かけ、そんなに旨いものなのか気になったり。でも、相変わらずまるごとにっぽんは販売価格がお高かったのでやっぱり個人的には需要がありませんな。3階のスシローに期待(庶民)。
新ユニクロ浅草店は長続きするんじゃないですかね。ほかの浅草2店舗を統廃合させてユニクロさんもホンキでしょうし。
ぶっちゃけ、あたしゃ浅草にフライングタイガー・コペンハーゲンが欲しい。