これから愉しむ時代劇 その①
拙は今もうジジイですが、下町生まれヒップホップ育ち故、若いころは欧米の文化を好み、日本文化はおろか江戸時代の歴史なんて全然興味がなく、映画も洋画8割、邦画1割、アニメ1割という比率で観ていました。また、中学生のころ地理・歴史の教師が新任のクソ野郎で大嫌いだったため大人になっても日本の地理も歴史も苦手でしたが、歳を取ると年齢相応に我が国・日本情緒の良さが徐々に理解できるようになり、もともと下町が好きで浅草界隈に移り住んだ昨今もチャンバラ時代劇の面白さがキチンと理解できるようになってきて、拙者もお江戸・日本文化大好きなYOUは何しに日本へ?インバウンドの如く、これからの人生は浅草と江戸文化を楽しんで生きてゆこうと心に誓う吉宗であった(お前ダレや)。おかげさまで今では、数年前に流行った歴女の気持ちも解るようになりました。
というわけで江戸文化についても時代劇についてもまだまだ初心者なのですが、拙が子供のころの昭和時代には『水戸黄門』や『遠山の金さん』などの有名時代劇が国民的番組として民放テレビのゴールデンタイムに放映されていたので、なんとなくは観ていました。20代のヤングアダルト世代にもなると年寄り臭い感じがして時代劇離れしてしまいましたが、なぜ今になって再び時代劇に興味を持ったかというと、やはり映画で、私の場合は数年前にTOHOシネマズ系の劇場で十年ほど実施されていた「午前10時の映画祭」で何度かリバイバル上映していた『七人の侍』『用心棒』『椿三十郎』を大スクリーンで立て続けに観て三船敏郎さんに大変感銘を受け、時代劇もいいもんだ♪と思い始めたのです。その後もテレビで時代劇を観たくなり軽い気持ちで実際テレビを観てみたら東京ローカル地上波民放ではテレ朝のおはよう時代劇『暴れん坊将軍』(再放送)ぐらいしか放映してませんでしたが、チバテレやテレ玉、BSだと『鬼平犯科帳』や『御家人斬九郎』、『大江戸捜査網』など、かなりいい具合に昔の時代劇を放映していたのでHDDレコーダーをフル稼働録画させ、今さら時代劇にハマっているところなのです。
現在、東京ローカルの地上波・BS放送のみでも下記の時代劇が放映されています(※台東区はtvk映らないので割愛)。
●テレ朝『暴れん坊将軍VII』
●チバテレ『江戸を斬る 梓右近隠密帳』『大岡越前 第1部』
●テレ玉『必殺仕事人V 激闘編』『大岡越前 第3部』『大江戸捜査網』『御家人斬九郎』
●BS日テレ『長七郎江戸日記2』『伝七捕物帳』
●BSフジ『旅がらす事件帖』『剣客商売 第1シリーズ』『銭形平次 第2シリーズ』『新・座頭市I』『御家人斬九郎 第3シリーズ』
●BS-TBS『水戸黄門 第28部』
●BS朝日『暴れん坊将軍V』『必殺仕事人』
●BS11『鬼平犯科帳'71』
CS放送の時代劇専門チャンネルに加入しなくてもいいぐらい時代劇やってますね!
ていうか、毎日帯放送されているものもあり、消化しきれてません。
たとえば「下手人(げしゅにん)」や「祝言(しゅうげん)」など時代劇のセリフでよく耳にする、現代ではあまり使わない江戸時代に使われていた昔のコトバも、子供のころは意味がわからぬままスルーしてなんとなく時代劇を観ていましたが、爺になった今は単語の一言一言が気になってしまいます。最初はタブレット端末でググって調べてましたが、それもめんどくさくなってROXのリブロ 浅草店(書店)で江戸語辞典を買おうとしましたが、お値段なんと数万円もしてお高かったし、物理的に重くて大きくて場所を取るので諦め、とりあえずメルカリで中古の電子辞書を買って、わからないコトバを調べながら昔の時代劇を愉しんでいます。ぶっちゃけ、意味が判ると愉しいです。
今回は次回ブログネタの前置きでした。つづく