浅草日記【小ネタ集】
此の頃めっきりお寒ぅございますね。毎度おなじみ食い倒れの町・浅草、前々から行ってみたいと思ってるお店がまだまだ何軒もあり、拙者の腹にも懐にも限度があるので順番に食べにまわってるンですが、コロナ過の昨今、次に行こうと思ったお店が気づけばずっと閉まったままで、知らぬ間に閉店しちゃった様子もなく開いてる様子もなく、そんなお店がどうなってるか今どき便利なインターネットで調べても情報が出てこない。そんなときゃ自分の足で見て回るしかないンでござんすが、やっぱり開いてなくって結局いつもの店で食べて帰る始末。好きなお店にも通いつめて、馴染みの店だって作っておきたいのでござんす。
【某テレビ番組】
いつものように六区でブラブラ買い物しつつ、行きたかったお店の中休み明け時間に合わせて開いてるかチェックしに行って立ち止まっていると、業務用テレビカメラを持った方に呼び止められ、すぐにピンときたものの「あのぉ~日本テレビの『月曜から夜ふかし』っていう番組なんですけど~」と、予想通りの呼びかけ。テレビなんて出てしまうと街中をブラブラしづらくなるので丁重にお断りしたものの、うまいこと掘り下げて訊いてきてなんとか取れ高になりそうな面白ネタを引き出させたいご様子だったので、こっちからズケズケと世間話をして逆に色々と聞かせていただいたのでお店の営業時間待ちの暇つぶしになりやした。拙者も該当番組はたまに観てるンですが、地元民を狙って浅草は六区周辺を中心に番組スタッフが連日探し回ってます。番組でもおなじみの赤羽や錦糸町、新小岩なんかと同じ扱いで最近は六区もアレな地元民が標的にされてるみたいですね。個人的にはオモロいので非難はしませんが、六区界隈はガチ江戸っ子気質でクチの悪いご老人もいらっしゃるので、どうぞお気を付けて。むしろもっとディープな千束とか山谷とかでアレな人探せばいいのに。そう思うと六区なんてまだ安全ですよね。
【浅草新店オープン情報】
浅草ドンキ脇の空き物件は内装工事が日に日に進んでて、今日は簡易的な開店告知看板が掲げられていました。どうやら日本初上陸だという台湾カステラのお店が今月中旬にオープンするらしいです。遠目で中を覗くと大きな業務用オーブンが何台も見えました。別にいいですが、往年の電気街から今やグルメタウンと化した秋葉原のように、浅草も人が多く集まる地域として色んな飲食業が進出してきますね。何の由来もないのに秋葉原や浅草に有名なケバブ屋があったり、地元由来の名物が弱いから付け込まれるんですよ。個人的にすき焼きの「今半」ってずっと浅草発祥だと思い込んでましたが、ええ本店は人形町なんですよね。
浅草寺本堂の北側は「裏浅草」と呼ばれる地域。今日はその辺をまわってきたンですが、ネタ集めはしてきたもののブログで記事にするには取れ高不足なのでまたいずれ。とりあえず、ブラブラしてたら浅香光代師匠の事務所兼浅香流家元の稽古場「浅香流本部」に遭遇したので思わず写真撮っちゃいました(聖地)。
【俳優養成としての時代劇研究所】
浅香流本部とは逆方面の寿(町名)に、女剣劇士である浅香さんとも所縁のある俳優養成所「日本時代劇研究所」という施設がありまして、拙者は関係者じゃないので詳しくは存じませんが、プロ・アマ問わず一般向けに殺陣や時代劇お芝居の教室を開かれてるそうです。張り紙によれば、リアル教室とオンライン教室があるみたいです。最初この看板を見つけたときは、「アニメ研究所」とか「特撮研究所」とかみたいに作品としての時代劇を研究してらっしゃるのかと思いましたが、ガチで時代劇の俳優養成として殺陣などを研究されてるみたいですね。
日本時代劇研究所HP日本時代劇研究所 -Nippon Jidaigeki Lab.-
拙者は観るほうの時代劇ファンなので、作品としての時代劇を研究しているところでござる。日本時代劇研究所さんのHPから役員一覧を拝見すると名誉顧問は浅香光代さんと小林旭さんだそうで、時代劇ファンとしては小林旭さんも熱いですね。現在BSフジで小林旭さん主演のテレビ時代劇『旅がらす事件帖』(1980年)が放映されてるところで、拙者は当時観た記憶がないので今になって楽しんで観ているところです。
[草笛♪~]
悪者「何者だっ!」
アキラ「三途の川の船頭だ!」
[殺陣シーン]
アキラ「真面目に地獄へ行けよ」(成敗後のキメ台詞)
浅草の夜は早い。オレンジ通りのイルミネーションも今年はなんだか寂し気です。おわり