浅草を斬る。その②
ご飯を食べに今日も浅草六区へ。ROX行った帰りに本日(11/23)最終日の「まるごとにっぽん」を冷やかし覗いてきましたよ。3連休の浅草は思いのほか人が多く、食べに入った飲食店のおばちゃん曰く「昨晩はホッピー通りの人が(多くて)凄かったよ!」らしいです。
んで、そのおばちゃんもいつ閉まのるかよく知らず、地元民にあまり興味のない「まるごとにっぽん」ですが、今日は入り口前の広場で「ありがとうまつり」としてステージが組まれており、花やしき一座や東京力車(人力車)、浅草木馬館の方々が出演してらっしゃってステージ前は人垣ができていました。休日のドンキ脇はオープンカフェになっていて、すぐそばの移動販売車で売られている飲食物を食べ飲みしながら楽しめます。
まるごとにっぽんの各店で割引セールをやってるらしいのでちょっと入ってみました。
1階左側のフロアにある全国の特産品販売コーナー「まるごとにっぽん 蔵」では食料品が最大半額となる割引セール! 普段はどれもちょっとお高い気がして滅多に買い物しなかったけど、ちょっと気になっていたご当地調味料とか(半額なら)この機会に買ってみようかしら♪
と、思ったらすでにこの有様ですよ。すっから母さん(ンモー)。
酒類は割引非対称なのか割と残ってましたが、食料品コーナーでは在庫の9割方食い尽くされ売り切ったご様子。まぁ見に行ったの16時ごろのことで19時の完全閉館の約3時間前なので妥当ですが。残っていた1割は冷凍食品とか瓶入りドリンク類とか。売れ残っていた日本酒の一升瓶も含めて、遠方のお客さんには持って帰るの面倒な奴ですな。
最終日とはいえ2階より上に上がる気がしませんでした。ちょっと需要ないですね私
御免なさい、この5年間一度も買物も飲食もしませんでした。ご縁がなかったようで
まるごとにっぽん運営元の東京楽天地さんは開き直って地元民向けに、錦糸町みたいにPARCOとTOHOシネマズを跡地に作って浅草東宝劇場を復活してくれませんかね?地元民に最寄りの劇場TOHOシネマズ上野はIMAXもTCXも4DXもドルビーシネマ/アトモスもないので、浅草六区に最新ハイエンド環境の映画館を!(昔の映画のリバイバル上映もしてほしいですが)
六区ブロードウェイ商店街って今や浅草演芸ホールや東洋館、ロック座ぐらいしか老舗の劇場残ってませんし、地元民に重宝している商業施設ビルROX3棟とドン・キホーテはともかく、パチンコ屋とか飲食チェーン店ばかりで浅草六区らしさが欠けていると思います。スマートボールの三松館も今年の一月で閉店しちゃったし。いわゆる浅草六区にしかない、六区ならではの施設が弱い。六区界隈に昭和のスターの顔電灯やスターの手形なんてのはありますが、浅草六区に来れば有名芸能人に会えるわけでもないし。戦前から1985年までには六区に吉本興業の「浅草花月劇場」なんかもあったそうな(※2006年に雷5656会館で復活した「よしもと浅草花月」劇場は2015年に閉館)。とにかく、地元民も観光客もチビッコもファミリーも入りやすい大衆娯楽施設がもっとあればなぁと。平成時代の90年代バブル以降ずっと日本が不況なのはわかってますが、我々ジジイ世代が子供だったころの昭和時代にはもっと夢がありました。今やアーケードのある新仲見世通りなんて夜は浮浪者の寝床になっていて現実を見せられ夢がない。
今年は漫画・アニメ『鬼滅の刃』人気の余波で作品の舞台となる大正時代がブームの兆しらしいです。浅草界隈でもブーム便乗すればいいのに、と思いつつ浅草に来る若い世代の人たちって何目当てで何を楽しまれてるんでしょうね? きれいな着物を着たお若いカップルはよく見かけます。個人的には時代劇が好きなので江戸時代の良さをもっと強調したお店とかビジネスとかあればいいのにと思ってます。ぶっちゃけ時代劇専門店でもいい。我々の世代が子供のころは『暴れん坊将軍』とか『銭形平次』とか『遠山の金さん』とか時代劇ヒーローがテレビのゴールデンタイムを賑わっていたけど、今やBSやCSやテレ玉・チバテレに追いやられてる始末(※台東区内はtvk映らない)。だいたいは江戸時代のお江戸が物語の舞台。アメリカでは80年代に映画なんかでニンジャブームがあったので侍や忍者に憧れて浅草観光に来たインバウンドも多いことでしょう。当の日本人はというと、今どき時代劇なんて我々ジジババ世代しか観ず、昨今の若者は観ないでしょう(そもそも地上波民放で新作時代劇やってない)。かつてのプロレスのように…。とはいえ、そのうち時代劇作品についてもブログで触れていきたいと思ってます。
個人的に『鬼滅の刃』は苦手なんですが、若者に時代劇ブーム来ないかな。今も時代劇の新作映画はあるものの、映画もテレビも60年代ごろの時代劇はガチでカッコ良かった。かく言う私も現在進行形でDVDや再放送で昔の時代劇を楽しんでいる爺ですが。つづく
というわけで、昭和の時代劇とともに浅草六区の歴史について勉強中だったりします。