江戸の黒豹党

孤独なお爺ちゃんの寂しい日常を覚え書き程度に綴る

アダムスファミリー2019にスヌープ・ドッグ出ててワロタ

去年の秋ごろ本国アメリカでの映画公開情報を知り「チビッコ向けなので、どうせ日本じゃビデオスルーだろうね」とあまり期待してなかったけど、2019年10月のアメリカ公開から約一年越しで日本でも劇場公開。へー意外。きっと、コロナ禍による新作洋画不足の恩恵なのかもね。

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ADDAMS FAMILY 2019

60年代モノクロテレビ時代のTVドラマ「アダムズのお化け一家」も70年代ハンナ・バーバラのTVアニメ「アダムスのおばけ一家」もあまりよく知らない世代だけど、90年代映画版「アダムスファミリー」2作は今でも記憶に残ってる世代。(MC)ハマーによる主題歌「アダムス・グルーヴ」のおかげだ(うそ)。そんなこんなで、とりあえずアダムスファミリーは大好きなので劇場で観てきた。

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ADDAMS GROOVE

そんで、2019年CGアニメ版「アダムス・ファミリー」は、ってーと。キャラデザが今どきのアメリカン・カートゥーン風なのでチビッコ(とマニア)以外の日本人にはあまり好まれないかもね。アダムス家界隈のキャラクター自体は昔ながらの古風なスタイルを保っているけど、舞台となる一般市民の町ではスマホとかSNSとかも登場するので現代風な展開になっていて完全に今どきのチビッコ向け。好みの分かれそうなキャラデザはともかく、ウェンズデーのおさげ髪が縛り首用の縄状になっていたのとってもチャーミングだった♡

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同世代の子たちを恐怖に貶めるため中学に通いはじめるウエンズデー。


声優キャストは、個人的にウェンズデー役のクロエ・グレース・モレッツちゃん以外はあまりグッときてなかったんだけど、事前情報なしで本編を観てオープニングでスヌープ・ドッグのクレジットが出てフイタ。セリフはボコーダー声でわかりにくかったけど、ゴメスの従兄弟であるモップ状のおばけちゃん「イット」役の声優らしい。登場シーンがスヌープっぽくて派手だったし、脇役にしては扱いが良かったほう。ブラックミュージック好きの我々にとっては意外なご褒美でした。スヌープは今でもちょこちょこ映画出(過ぎ)てるよね。

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モップちゃん

この「Cousin Itt(いとこのイット)」って準レギュラーキャラらしく、本国では有名なキャラっぽいね。スヌープはさておき、純粋に可愛いキャラクターなので気に入った。

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テレビ版IT

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映画版IT

現代的な内容はともかく、テーマ曲がオリジナルに近い感じで往年のファンも安心。基本的にチビッコ向けなので過度に残酷な描写もなく、せいぜいフェスターの頭に矢が貫通するとか笑って許せる程度のソフトなブラックユーモア描写な感じ(※個人の意見です)。マトモな大人にはちょっと物足りないかもしれないけど、可愛いキャラ好きだったらゆるゆるっと楽しめるアニメ映画だよ。子供なのでぼくは好きだな。続編に期待。

 


余談。90年代映画版「アダムス・ファミリー」シリーズって劇場公開2作で日本でも近年ブルーレイ化されてるんだけど、遥か彼方の遠いおぼろげな記憶で90年代に続編「アダムス・ファミリー3」が存在していた気がするのでググって調べたら、1998年にTVドラマ版「アダムズのお化け一家」のリメイク作ビデオ映画「Addams Family Reunion」として本国でビデオソフトがリリースされ、日本版では「アダムス・ファミリー サン:再集結」という邦題を付けられていたので日本人にとってはそれが映画版の続編と思いこまされていたっぽい。「大ヒットシリーズの第サン弾!!!」とか、あえてナンバリングの「3」ではなく「サン」と表記してるのが確信犯っぽくてやらしいね!しかもDVDが普及する以前のレンタルビデオ向けのVHS世代の代物なので今となっては幻の作品に値するのかもしれない。今も日本版DVD化されてないマイナー映画ビデオ作品マニアの出動だ!

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アダムスファミリーさん